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ズラシ戦略 今の強みを別のマーケットに生かす新しいビジネスの新しいつくりかた
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ズラシ戦略 今の強みを別のマーケットに生かす新しいビジネスの新しいつくりかた

発売日 : 2019年9月13日
ISBN : 9784799324745
全文検索 : 近日対応
小さなプロジェクトから、スタートアップ、新規事業まで
すごい覚悟も社運を賭けた投資も不要のうまくいく事業開発のセオリー大公開!


新規事業は、顧客をずらせばうまくいく!
新規事業開発のコツを、著者が手がけた多くのケースとともに伝授

自ら多くの新規事業、IPOを手がける異色のコンサルティングファーム「フィールドマネージメント」代表 並木裕太氏による、
新規事業開発の成功確率を格段に上げるローリスク・ハイリターンのセオリーを、アップル、ナイキ、レッドソックスから、
日本のライザップ、エイベックス、ミクシィ、日本交通などまで、イノベーティブ企業をケースにとって、
「何を」「どこに」「どう」ずらしたのか? 再現性のある形に、やさしく解説。 
さらに、著者自身の会社での成功例と失敗例も、その成功失敗の理由の分析とともに公開。

ありそうでなかった新規事業開発の基本の本!
探していたあなたに救世主の登場です!


既存大企業から中小企業まで、いまや、イノベーションだ!新規事業開発だ!の大合唱ですが、
その割には、案外、やさしくその本質を説く本がありません。
あったとしても、専門的だったり、技術的だったり、経営陣向きだったりして、
新規事業を考えろ!と言われることの多い若手リーダー層には向かない。

だから、本書、「ズラシ戦略」です。
新規事業ではなくて、ズラシ戦略。
もともと持っているものを別に人に売るだけ。

正確に言えば、

「スキル等を含めた自社の本質的なアセット(資産)を見つめ直し、
新たなビジネスを展開して、これまでとは異なる顧客をつかまえること」


その方法が実例を元に書いてある本です!

自分たちの得意技を見つけて他の場所で使うだけだから、成功確率は高い。
小さくあちこちで試してみて、ビシッとハマる場所を探せばいい。
コツは、試し続けること!


つい試したくなる本です。

■著者メッセージ
実際、新規事業というと言葉が重いし、会社として大きな投資を覚悟しないといけないんじゃないかとか、
会社の命運をかけた勝負!とか連想しがちで、そんなことを決定できるのは会社の上層部だけ。
わたしたちには関係ないし、とあきらめてしまう若い人も少なくないでしょう。

だから、「ズラシ戦略」なんです。新規事業じゃなくて、ズラシ戦略。
もともと持っているものを、別の人に売るだけ。

 「ズラシ戦略」は、自分たちの得意技を見つけて、他の場所で使うだけだから成功の確率は高いし、
スモールスケールで試しにあちこちやってみながら、得意技がハマる場所を探せばいい。
すごい覚悟も社運を賭けた投資もいらないわけです。

きっとあなたの会社にも、とてつもない可能性を秘めたスキルや、眠ったままになっている資産はある。
それを活用した新規ビジネスが展開できる。ぜひ読者それぞれに合った形で応用していただければ幸いです。

■目次
第1章 「ズラシ戦略」とは何か? 新規事業は、顧客をずらせばうまくいく!
第2章 ズラシ戦略をケーススタディしてみよう
第3章 ズラシ戦略 実践のためのガイド

目次

表紙
はじめに
目次
第1章 「ズラシ戦略」とは何か? 新規事業は、顧客をずらせばうまくいく!
「事業」を構造化する
「既存課題×新解決策」パターンによる新規事業
「新課題×既存解決策」パターンによる新規事業
新しい課題が出てくる背景
時流に乗る「市場選択」が新規事業成功のカギ
スマホ普及率7%という絶妙なタイミングでのスタートの勝利『LINE』
新規事業成功のカギは、“ずらし”の意識
自社の強みとして活用できる経営資源を特定し、ずらす
活用すべき経営資源を「技術」に定め、事業領域を縦方向にずらした富士フィルム
活用すべき経営資源を「事業領域での見識」に定め、スキル・アセットを横方向にずらしたネスレ日本
新規事業開発スタートの決断は、市場調査より経営者の情熱
新規事業の成功確率を上げる実行のプロセス
実行プロセスにありがちな障壁と成功のポイント
第2章 ズラシ戦略をケーススタディしてみよう
CASE1 米レッドソックスの売上を6倍以上にした「顧客ずらし」とは?
15年間で実に6・6倍! レッドソックスの成長力
イベントマネジメントのスキルが「本質的なアセット」だった
同じ人員が、同じスキルで、異なる顧客に、サービス提供
ボストン・レッドソックスのズラシ戦略
CASE2 エイベックスが花火大会やラーメン女子博で見せる「顧客ずらし」の妙
エイベックス本体がマネジメント機能を持つ意味
他社のレーベルやプロダクションをも顧客に
音楽とは関わりのない新たな市場を開拓
エイベックスのズラシ戦略
CASE3 「モンスト」のヒットがSNSの『mixi』から生まれた必然的な理由
ソーシャルグラフを使ったバイラルマーケティングが強み
実際に会って遊ぶというスタイルのゲームにすればいい
あなたが属する企業や組織の“秘伝のタレ”とは何なのか
ミクシィのズラシ戦略
CASE4 横浜DeNAベイスターズは「野球を見せる」から離れたことで黒字化した
「野球を見せてやる」ではなく、野球は“つまみ”でいい
本業のコンセプトを定義し直し、新たな顧客をつかまえた好例
日本のプロ野球の原点は、本業の「販促ツール」だった
横浜DeNAベイスターズのズラシ戦略
CASE5 同業他社は顧客になると気づいたタクシー日本交通の慧眼
日本初のタクシー配車アプリを開発。「海外展開していたらUberになってたかも」
同業者向けのビジネス、ドライブレコーダーで成功
タクシー会社の枠を超え、ソフトウェア開発を内製化
「同業他社」という市場を新たなスキルの獲得で開拓
日本交通のズラシ戦略
CASE6 米ドジャースが球団の全データを「投資」として開示する理由
ドジャースが実施した「事業共創プログラム」
プログラムに採択された企業には、球団の有する多様なデータを提供
選手のリクルーティングに関するSNSを運営するスタートアップ
アセットを「売る」のではなく、投資として「開示」する
社内で放置されているアセットが莫大なリターンに化ける?
ロサンゼルス・ドジャースのズラシ戦略
CASE7 CM制作会社が自社クリエイターを送り込む人材ビジネスにいたった発想の軌跡
CM制作の実績を資産にした次の成長モデルを模索する
テレビCMで知名度向上を図るベンチャー企業のニーズ
下請けから直接取引になり、「企業の広告担当者」が顧客に
自社のクリエイターを送り込む“人材ビジネス”もスタート
ティー・ワイ・オーのズラシ戦略
CASE8 ライザップ社長が語る、英語、ゴルフ、Jリーグまで広がる事業の根幹
事業の中心はフィットネス事業 目的は「健康的にお痩せいただくこと」
結果を出すための手段は正しい理屈や方法だけではない
湘南ベルマーレの経営権取得は、ライザップ自体にも相乗効果
事業の根幹は、「人は変われる。を証明する」こと
ライザップのズラシ戦略
番外編❶ アップルのサービス業へのシフトでも貫かれる、スティーブ・ジョブズの信念
iPhone販売台数が頭打ちとなるなか、着実な成長を見せるサービス部門
アップルの本質的なアセットとは何か?
会社の隅々、事業のすべてに行き渡るスティーブ・ジョブズの理念こそが、
アップル社の最大のアセット
アップルのズラシ戦略
番外編❷ ナイキのデジタル戦略とトップブランド化を支えた“磁力”の存在
先駆的かつ積極的に推し進めてきたデジタル戦略
少数ロットのラインを、BTOのカスタマイズシューズの生産に転用する
「Nike+」は、ビッグデータの先駆け
デバイスメーカーを目指してしまった「ズラシ戦略」の失敗例
才能を引き寄せるマグネットという最大のアセット
ナイキのズラシ戦略
第3章 ズラシ戦略 実践のためのガイド
1 マーケットのフレームワークから、8つのケースの成功の要因を整理してみよう
パターンA
パターンB
パターンC
2 自社で、新規事業を見つけ、成功させるポイントを知っておこう
カンパニー・フレームワークから、ケースのズラシ戦略を整理する
自社で新規事業を検討するノウハウ
[ステップ1]自社が同業他社と比べて優れているスキルやアセットをリストアップする
[ステップ2]リストアップした自社の誇れる強みを活用できる業界を見つける
[ステップ3]ずらし先の業態で、そのスキルやアセットに優位性があるのかをチェックする
[ステップ4]実行できる自社の体制を整える
3 私の会社のズラシ戦略の成功談と想定した結果には至らなかったケース、公開します
①価格比較アプリ『ショッピッ』
②『青山花壇』
③『スマポ』
④『チケットスター』と、楽天チケットの事業再生
⑤フィールドマネージメント・グロースパートナーズ
⑥フィールドマネージメント・キャピタルとフィールドマネージメント・ベンチャーズ
⑦フィールドマネージメント・ヒューマンリソース
⑧湘南ベルマーレ
⑨『S/Double』
⑩『Body Conditioning Technology』
「ズラシ戦略」を自社でやってみてのまとめ
フィールドマネージメントが模索する次なる“ずらし”
あとがき
奥付

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