メニュー

究極の独学術 世界のすべての情報と対話し学ぶための技術

発売日: 2020/4/17 想定ページ数: 498ページ ISBN: 9784799325964 全文検索: 非対応
★★★★★ ★★★★★ 0件
エリート裁判官として30年以上にわたり第一線で活躍したのち、学者に転身するとともに作家としても数多くのベストセラーを執筆する著者が、多方面に及ぶその活躍を可能にした自身の「独学」の方法のすべてを初めて開示する。膨大な量の本や映画、音楽などからインプットしてきた著者は、とりわけ独学の手段として「リベラルアーツ」を重視する。その血肉化を主眼とする「独学術」は、ビジネス上の効果はもちろん、それにとどまらず、膨大な情報があふれ返り、数年先が予測不可能な現代を生きるすべての人々にとって、強力な「サバイバルスキル」となるだろう。

本書の構成:第1章で「独学」の必要性について問題提起したうえで、第2章ではインターネット時代においてリベラルアーツを含めた現代社会の莫大な情報と接するための方法について論じる。第3章では、実践編として、書物を中心に「対象を選び、読み、記録する」ための具体的技術・方法を明らかにし、さらに第4章で、多数の実例に基づき、書物はじめリベラルアーツ全般をどのように読み、対話し、学ぶべきかについて詳細に解説。第5章では独学の対象範囲を拡大し、誰もが普段行っている実務、また人々や世界からじかに学ぶ方法について説き、最後の第6章では独学のための基本的技術・ヒントを37の重要項目中心にまとめる。
目次プレビュー
  • 表紙
  • プロローグ
  • 目次
表紙
プロローグ
目次
第1章 独学が必要な理由
  • 1 インターネットが開いた新しいメディア時代の功罪
  • 2 独学における書物の意味
  • 3 情報を取捨選択するための 基本的な視点
  • 4 新聞、雑誌、テレビ、 インターネットの位置づけと利用法
  • 5 みずからの拠点を作ることと、そこから出かけてゆくこと
  • 6 書斎の作り方、情報の取捨選択・コレクション
  • 1 「読む」こと、受容することは 一つの技術
  • 2 濫読と精読の関係、また精読の意味
  • 3 いかに書物や作品を選んでゆくか?――全体的な方針
  • 4 個々の書物や作品の選び方――書店、インターネット、図書館
  • 5 「対話」の記録の方法――カードの作り方、線の引き方、メモの取り方など
  • 6 学問の場合
  • 1 内容、方法、思想、発想
  • 2 書物を読む時間・場所、 並行・集中読書法
  • 3 書物との「対話」の具体例
  • 4 映画との「対話」の具体例
  • 5 そのほかの芸術様式との「対話」の方法
  • 1 子どもとして学ぶ
  • 2 実務から学ぶ
  • 3 学問を学ぶ
  • 4 海外体験から学ぶ
  • 5 友人知人、家族から学ぶ
  • 6 独学術実践の成果を人生にどう生かすか?
  • 1 自分の考え方の定点、 思想的な場所を定める
  • 2 プラグマティズム
  • 3 独学のための37の基本的技術・ヒント
  • 01 リベラルアーツの「思想」をみる
  • 02 人の言葉、行動から思想をみる
  • 03 書物やリベラルアーツ一般について、その情報の質と量に注意しながら受容する
  • 04 どのような言葉、言説、情報でも、うのみにしないで自分なりに検討する
  • 05 情報については、常にその精度に注意する
  • 06 みずからの固有の「生」のかたちと結び付いた独学を行う
  • 07 リベラルアーツは「対話」するものであって、「ファッション」ではない
  • 08 物事を構造的、包括的に把握する
  • 09 広い意味での「批評的精神」をもち、物事を客観的にとらえる
  • 10 客観的な事実に基づき、的確な推論を行う
  • 11 対象の大筋を把握し、細部にとらわれない
  • 12 相当な根拠をもった一つの客観性のある見方を構築、提示する
  • 13 議論や思索の定点を定める
  • 14 視点を移動しながら物事をとらえる
  • 15 異説についても十分に検討する
  • 16 事実、真実の相対性を知る
  • 17 できる限り、各種のイデオロギーとは一線を画し、また、みずからのそれについては客観化する
  • 18 レッテル貼りや二項対立図式には注意する
  • 19 最初に結論を決めてしまうような議論には注意する
  • 20 物事や世界の複雑さに耐える精神的な姿勢を身につける
  • 21 「ムラ」や「タコツボ」から離れた視点を身につける
  • 22 定義、要約、いいかえの訓練をする
  • 23 課題の発見能力、問題の確定能力を養う
  • 24 あたりまえの一般論で考えを終えず、その「先」を考える
  • 25 大胆な思考実験を行ってみる
  • 26 リベラルアーツについては、その全体像の中に位置づける
  • 27 リベラルアーツ間の横断性、共通の普遍的な部分にも注意する
  • 28 リベラルアーツについては、自分なりの数字評価を行ってみる
  • 29 リベラルアーツや学問等のある分野の方法をほかの分野に転用する
  • 30 自己を相対化、客観化して見詰める
  • 31 一貫性のある絵を描きたいという脳の欲望、記憶の変造に注意する
  • 32 時には、自分に都合の悪い事実についても意識して見詰める
  • 33 主観的確信を客観的に検証する
  • 34 ナルシシズムも、贅肉をそぎ落として客観化すれば、いい発想や作品になりうる
  • 35 自分の中にある悪を見詰める姿勢をもち、自己と正義を同一視しない
  • 36 理論と実践の有機的な結びつきを常に念頭に置く
  • 37 話す、書くにあたっては、常にコミュニケーションに注意する
エピローグ
奥付
瀬木比呂志
1954年名古屋市生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験に合格。1979年以降裁判官として東京地裁、最高裁等に勤務、アメリカ留学。並行して研究、執筆や学会報告を行う。2012年明治大学法科大学院専任教授に転身。民事訴訟法等の講義と関連の演習を担当。著書に、『絶望の裁判所』『ニッポンの裁判』(ともに講談社現代新書)、小説『黒い巨塔 最高裁判所』(講談社)、ジャーナリスト清水潔氏との対談『裁判所の正体――法服を着た役人たち』(新潮社)、『民事訴訟の本質と諸相』『民事保全法〔新訂版〕』『民事訴訟実務•制度要論』(いずれも日本評論社)等多数の一般書・専門書のほか、関根牧彦の筆名による『内的転向論』(思想の科学社)、『心を求めて』『映画館の妖精』(ともに騒人社)、『対話としての読書』(判例タイムズ社)があり、文学、音楽(ロック、クラシック、ジャズ等)、映画、漫画については、専門分野に準じて詳しい。2015年、『ニッポンの裁判』によって第二回城山三郎賞を受賞。
この著者の書籍一覧

まだレビューが投稿されていません