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第二言語習得論に基づく、もっとも効率的な英語学習法
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第二言語習得論に基づく、もっとも効率的な英語学習法

発売日 : 2015年12月25日
想定ページ数 : 200ページ
ISBN : 9784799318270
全文検索 : 非対応
「第二言語習得論(Second Language Acquisition)」という、効果的な外国語学習方法を科学的に探究している分野があります。日本ではあまり表だって紹介されてきていませんが、英語学習に関するさまざまな有益な情報を提供してくれます。
 本書は、この理論を応用した、大人のビジネスパーソンが英語をやり直す場合の必勝手順を教えるものです。その手順は具体的には次のとおりです。
1 文法のコアを、自然順序仮説に沿って学習する ……2カ月
2 十分な量の英語をインプットする ……2カ月
3「受信型の英語」から「発信型の英語」へ切り替える ……2週間
4「発信型の英語」から「相互理解のための英語」へ切り替える ……1カ月
5 自分の英語をモニタリングする方法を身に付ける ……2週間
6 学習方法をカスタマイズし、学習を継続する
 最初のステップは、英文法のコアを押さえることです。このとき、「論理的な思考が得意な大人の頭がどのように文法知識を習得していくかについての理論」に基づいた順序で学習していくことが重要となります。
 文法のコアを押さえたら、次のステップはインプットを蓄積することです。自分の現在のレベルよりも若干高めの英語を、主にリスニングを通して大量に取り込みます。ここでは、質より量を重視します。
 次のステップは、理解するだけの「受信型の英語」から「発信型の英語」へのモード切り替えです。この学習モードの切り替えには、短い英作文やスピーチが役に立ちます。さらにその次は、一方通行な「発信型の英語」から、双方向の「相互理解のための英語」への切り替えです。英会話学校で会話練習を始めるのはここがベストタイミングです。くれぐれも、基礎が固まらないうちから英会話学校に通い始めるなどということは避けましょう。
 英会話練習の際、ネイティブのような話し方を意識する必要はありません。むしろ、文法のコアを意識しながら、ゆっくりでもいいので、整った文を発話するように心がけましょう。自分の話す英語を常にモニタリングすることで学習効率は倍以上になります。
 最後は自分の学習方法を自分の手でカスタマイズしていく作業に移ります。好きこそものの上手なれ。教材は自分にとって興味のあるものが一番です。本書のメソッドを一通り終えたときが英語学習の第二のスタート地点だと考え、学習方法をカスタマイズして、継続的に学んでいきましょう。そして迷ったときは、再び本書に戻ってきてください。

目次

はじめに
第1部 英語学習マニュアル 理論編
第1章 カリスマ講師、第二言語習得論を学ぶ
日本人英語学習者が陥ってしまう五つの間違った思い込み
今のあなたの英語学習法、大丈夫?
第2章 第二言語習得論に基づく、もっとも効率的な学習マニュアル
文法には必要最小限のコアと、自然な習得順序がある!
日本人学習者に決定的に足りないのはインプット
インプットだけではビジネスで使える英語は身に付かない
「発信型の英語」を「相互理解のための英語」へ
伸び悩みを打破する「モニタリング」
努力に頼らず語学学習を継続させる
第2部 英語学習マニュアル 実践編
第1章 英文法の自然な習得順序に沿って、文法のコアを押さえる
自然順序仮説に基づ文法学習の順序とは?
文法のコアを徹底的に押さえる
第2章 「i+1」の難易度で2000時間のインプット
効果的なインプットの方法とは?
質より量をこなす
上質なインプットのためのお勧め教材
第3章 十分なインプットをアウトプットに切り替える!
モードを切り替える!「受信型の英語」から「発信型の英語」へ
インプットを効果的にアウトプットに変換するためのトレーニングとお勧め教材
第4章 アウトプットから相互理解へ
発信の次は相互理解
「相互理解のための英語」モードへ切り替えるためのお勧め教材
第5章 仕上げはモニタリング 自分の英語をチェックしよう!
モニタリングで気付くネイティブのような表現の罠
モニタリングを身に付ける二つのトレーニング
第6章 学習方法をカスタマイズして学び続ける
学習方法をカスタマイズするヒント
第7章 学習マニュアルのおさらい学習の手順を再確認!
第8章 学習者からよく耳にする質問
[ Q01 ]
[ Q02 ]
[ Q03 ]
[ Q04 ]
[ Q05 ]
[ Q06 ]
[ Q07 ]
[ Q08 ]
[ Q09 ]
[ Q10 ]
英文法コア 速習ガイド
文の種類(肯定文、否定文、疑問文)を理解する
品詞の役割を理解する
あとがき

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