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夫の存在が妻の寿命を縮めている
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夫の存在が妻の寿命を縮めている

発売日 : 2024年9月12日
ISBN : 9784867763773
全文検索 : 非対応
※本書は2016年4月にきこ書房より刊行された『夫の存在が妻の寿命を縮めている』を電子化したものです。



まえがき 長生きしたけりゃ「誠実」に生きなさい

第1章 成功と寿命

第2章 性格と寿命

第3章 幸福度と寿命

第4章 結婚、離婚、死別と寿命

第5章 使命感と寿命

第6章 人間関係と寿命

第7章 格差と寿命

第8章 成長過程と寿命

第9章 認知症と寿命

第10章 食事と寿命

第11章 睡眠と寿命

第12章 心のあり方と寿命

《付録》 長寿の偉人・著名人一覧

社交的な人は長生きする!?
社交的な人と社交的でない人とでは、寿命に差はあるのでしょうか。 ターマン博士は学者と商売人の人生を比較しました。一般的に考えて、商売人は社交的、学者はその反対といえるでしょう。 比較の結果は、学者のほうが、長生きの人が多かったのです。つまり、社交的でない人のほうが長寿ということです。この結果に対して、「社交的な人は、大人になってから飲酒や喫煙の機会が多くなり、不健康な生活習慣に陥りやすいというのが理由ではないか」とターマン博士は言っています。 そこで再度、楽天的な人は健康か、という問題に戻りましょう。
ターマン博士の研究でもっとも衝撃的だったのは、楽天的で明るい性格の子供のほうが寿命が短かったことです。 楽天的で明るい子は多くの人に好かれ、リーダーの役割を演じることが多くなります。親も非常に期待をかけます。最初は健康状態もよいのが普通です。ところが死亡診断書を調べてみると、ガンや心臓病は非社交的な人たちよりも少ないのですが、事故死、自殺、殺人などが多かったのです。
私の知り合いの糖尿病の専門家が「非常に豪放磊落な人は、医者が何かを言っても気にせず、大酒を飲んだり、夜更かしをしたりして、気づいたときには糖尿病で失明寸前だったりする」と言ったことがあります。これなどは、社交的な人が不健康になりやすいことを示すよい例かもしれません。
ターマン博士による研究結果の結論は「健康であることは幸せだが、幸せな人が健康とは限らない」というものでした。
※本書より一部抜粋

目次

まえがき—成功して、長生きしたいなら、誠実に生きなさい
第1章 成功と寿命
健康だから成功したのか、成功したから健康なのか?
長寿者に共通する生き方の指標
第2章 性格と寿命
「楽天的な人は長寿」は本当か?
長寿者に共通する性格
社交性と長寿
心配性の男性は意外と長生き?
信じる者は救われる
スポーツマンは意外と短命?
高田式体操:身念処(ブッダの瞑想法)を使う
第3章 幸福度と寿命
成功に性格は関係するのか?
健康状態と精神状態は比例するのか?
IQの高い人と低い人は何が違うのか?
人はどうすれば幸福を感じられるのか?
社会的つながりと健康
人間関係が病気に勝つ力となる
人間関係と寿命の関係
第4章 結婚、離婚、死別と寿命
妻を亡くした夫と夫を亡くした妻
孤独に耐えるしかない男性
強いストレスを感じている日本女性
女性的な男性と男性的な女性の違い
男女で大きく違う結婚と寿命の関係
第5章 使命感と寿命
多忙な生活を送る人々
長寿をまっとうした仕事人
働くことは生きること
死こそが休息
第6章 格差と寿命
幸せの感じ方
孤立する敗者
米国式階級社会の仕組み
地位が高いほど健康
お金持ちは幸せで貧乏人は不幸せなのか?
毒にも薬にもなるストレス
不健康を生む考え方
第7章 成長過程と寿命
成功者の育て方
子供への愛情を履き違えない
ハーバード大学卒業生の長寿因子
第8章 認知症と寿命
健全な体と健全な脳
認知症が生む不幸
アルツハイマー病の正体
なぜ脳の機能は衰えるのか
脳細胞は成長する
認知症になりやすい人、なりにくい人
楽しく頭を使おう
第9章 食事と寿命
迷走している「食と健康」
BMIと死亡率
糖質抜きが駄目な理由
脳のためにも砂糖は大切
コレステロールは悪者ではない
長寿に役立つ食べ物
第10章 睡眠と寿命
私たちはなぜ眠るのか?
寝ないと人間はどうなるのか?
眠っているときの脳
人はなぜ夢を見るのか?
睡眠が記憶を定着させる
言葉で説明できる記憶とできない記憶
眠くなるのは脳が疲れている証拠
ナポレオンはなぜ眠らなくても平気だったのか
睡眠時間と長寿
寝つけないときには
第11章 心の持ち方と寿命
苦しまない心で日々を過ごす
うつ病への向き合い方
生きがいをもつ
《付録》長寿の偉人・著名人一覧
参考文献

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