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日本は再生可能エネルギー大国になりうるか
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日本は再生可能エネルギー大国になりうるか

発売日 : 2012年6月28日
想定ページ数 : 264ページ
ISBN : 9784799311691
全文検索 : 非対応
福島第一原発事故は、なぜ起こったのか? 政府や国会の事故調査委員会とは別に、どこからもしがらみのない「独立」した民間事故調査委員会が発表した『調査・検証報告書』は、事故現場の混乱、官邸の狼狽、「エリートパニック」による情報の錯綜などを、生々しく伝えるものだった。
民間事故調の委員長を務める著者が、あらためて、福島原発事故について語り、原発のリスクを問い、脱原発を行うための経済的検証を行う。本書は、再生可能エネルギーによる日本復刻の「百年の計」を示すものである。

目次

はじめに
第1章 民間事故調から学んだこと ―原子力のリスクを明らかにする
民間の事故調査委員会とは
民間事故調の『報告書』の公開
福島の原発事故とは何であったのか
過密な原子炉と使用済み燃料貯蔵 ―さらに大きな危機を招く可能性
破滅的な事故までいかなかったのは偶然の幸運!
ベントを手動で操作することができない
なぜ、菅首相は現場を直接指揮しようとしたのか
東電が現場から撤退する!?
なぜ、情報は伝えられなかったのか
説明のできないお役所の人々
エリートパニックによる情報操作
菅直人首相の行動の功罪
一国のリーダーと、それを支える組織づくり
空気を読み合う無責任集団
形骸化が露見した「安全神話」
「張り子のトラ」では原発は運営できない
推進する側と規制する側のなれ合い
「原子力ムラ」というコミュニティ
原子力規制庁はきちんと機能できるのか
世界が注目するフクシマと日本の選択肢
第2章 原発事故における 科学者・技術者の責任
沈黙してしまった科学者・技術者
事故当時、科学者・技術者はどこまで発言すべきだったのか
情報発信の責任と、学問の自由
60年後も変わらない「大本営発表」体質
真実はどこまで伝えるべきか
「それでも地球はまわる」といわねばならない
多数サンプルを用いた実験データが必要
心の問題に科学は助けになるか
極端論に走りがちな日本国内での議論
第3章 エネルギー政策の選択肢 ―日本はどの道を歩むべきか
東日本大震災対策委員会 エネルギー政策の選択肢分科会
3つのエネルギー源:原子力、化石、再生可能エネルギーの相対比較
世界の信頼を取り戻すために示すべき道
日本のエネルギー政策6つのシナリオ
脱原子力・再生可能エネルギー導入に必要な「投資」と「電気料金」
省エネは新たなエネルギー源
FIT(電力固定価格買取制度)の導入による「育エネ」
石油価格の構造的高騰
第4章 日本は原子力発電から 撤退することができるか
これからのエネルギーをどう選択するべきか
原子力なしでも当面の電力は足りるのか
欧州の電力融通事情
シェールガスはアメリカの救世主となるか
巨大な人口を抱える貪欲な中国のエネルギー開発
世界の原子力発電の現状と動向
原子力の時代と原子力ルネッサンス
原子力はなぜ夢のエネルギーとされたのか
「原子力リスク」と「経済的リスク」のどちらを取るのか
年月を経るとともに価格が上がるエネルギーと下がるエネルギー
第5章 新エネルギー革命が これからの100年をつくる
脱原発時代に必要な省エネルギー
さまざまな節電への努力
産業と省エネの両立
世界各国に見る再生可能エネルギー
ドイツで始まったFITの試み
日本は再生可能エネルギー市場で巻き返しを図れるか
世界の再エネ市場はどう動く
これから開発すべき再生可能エネルギーの技術
鍵を握るのは「グリッド・パリティ」
エネルギー・シフトへの運命的な出来事
ヨーロッパ各国の「トリプル20」という挑戦
日本で再生可能エネルギーはどこまで可能か?
海洋国家の洋上風力発電の可能性
メタンハイドレートは日本を救うか
再生可能エネルギーには電池が必要という神話
蓄電池、電解・発電工場の必要性
電力の融通という欧州のインフラ
原発1基分に近づいた太陽光発電
再生可能エネルギー用の土地が足りない? ―省エネの重要性
「ソーラーシェアリング」というアイデア
さらなる技術革新が始まる風力発電
世界の風力発電の状況
地熱発電の成否は法規制による
中小水力発電の開発は地方自治体の熱意による
バイオマスという資源をどう生かすか
エネルギー小国から、国産エネルギー大国への道
努力するシフトから、利益の出るシフトへ
再生可能エネルギーへの投資レースが始まっている
貿易黒字という重荷
再生可能エネルギーに対する日本の国際的な投資余力
貿易黒字の使い道
化石エネルギー輸入額がサポートする日本の国産エネルギー
日本は未来エネルギーの世界のセンターに
若者たちが担うこれからの100年
おわりに

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