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天馬の脚
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天馬の脚

発売日 : 2010年2月19日
ISBN : 9784863100664
全文検索 : 非対応
自伝的小説で新進作家として文壇に地歩を築いた犀星は、小説、随筆、評論、詩、発句、時評と、書きに書いた。奔馬にごとく疾駆した酬いか、精神的な危機に陥った犀星に追討ちをかけたのが盟友芥川龍之介の自死だった。十年余を過した田端の居を引払い、犀星は心機一転出直しを企てる。本書は、そうした転機に当る時期の随筆を集成したもので、多彩な文業のなかに天翔ける馬を夢見る犀星の真情が仄見える。
(※本書は2010/2/19に発売し、2022/3/10に電子化をいたしました)

目次

天上の梯子
一 純文芸的な存在
二 文芸の士
三 文人趣味への反逆
四 僕の文芸的危機
五 時代の経験
六 生活的な流浪
七 詩銭と稿料
八 第一流の打込み
九 「巌」
十 作家生活の不安
十一 一本の映画
十二 フリイドリヒ・ニイチエ
十三 東洋の真実
十四 ドラクロア
十五 売文生活
十六 ミケランゼロ
十七 時なき人
十八 雲
十九 彼
二十 或平凡
月光的文献
一 喫煙と死
二 月と歴史に就て
三 月から分れたる者
四 月光的詩人
五 活動写真の月
六 上田秋成
七 古い月
八 月光的感情に就て
林泉雑稿
一 憂欝なる庭
二 「童子」の庭
三 季節の痴情
四 田端の里
五 記録
六 別れ
七 曇天的な思想
八 寿齢
九 邦楽座
十 短冊揮毫
十一 「自叙伝」
十二 「大槻伝蔵」の上演
十三 茶摘
十四 朝飯
十五 童話
十六 童謡
十七 軽井沢
詩に就て
詩壇の柱
詩歌の道
詩と発句とに就て
遺伝的孤独
悲壮なる人
十年の前方
詩銭
円本の詩集
詩情
詩集と自費出版に就て
過去の詩壇
敵国の人
文壇的雑草の栄光
ゴシツプ的鼠輩の没落
文芸時評
一 月評家を弔す
二 肉体と作品
三 芥川、志賀、里見氏等の断想
四 詩人出身の小説家
五 時勢の窓
六 斎藤茂吉氏の随筆
七 労作の人
八 作家の死後に就て
九 「文芸趣味」の常識化
十 大センチメンタリズムと長篇小説
十一 政治的情熱
十二 大衆作品の本体
十三 稲垣足穂氏の耳に
十四 情熱と良心
十五 流行と不流行
十六 文藝家協会に望む
十七 批評と神経
十八 武者小路氏と「時代遅れ」
十九 背景的な作者
映画時評
一 エミール・ヤニングスの芸風
二 「最後の人」「ヴアリヱテ」「肉体の道」「タルチユフ」
三 ヤニングスと谷崎氏
四 フアンの感傷主義
五 「暗黒街」とスタンバーグ
六 スタンバーグと志賀氏
七 「暗黒街」のバンクロフト
八 映画批評の立場
九 文芸映画の製作
十 ドロレス・デル・リオの足
十一 クララ・ボウ論
十二 ブレノンとH・B・ワーナー
十三 スタンバーグの「陽炎の夢」に就て
十四 一場面の「聖画」
十五 ポーラ・ネグリ
十六 コンラツト・フアイト
十七 スタンバーグとチヤツプリン
十八 コールマンとマンジウ
十九 大河内伝次郎氏の形相
二十 伊藤大輔氏の「高田の馬場」
二十一 詩情と映画
二十二 「十字路」
二十三 エキストラ・ガールの魅惑
二十四 リア・デ・プテイ
二十五 メイ・マツカヴオイの脂肪に就て
和歌
夜半の埃三首
故葉八首
庭一首
屋根瓦七首
真冬一首
銀座一首
立春一首
発句
少年発可集
  • 新年九句
  • 春十六句
  • 夏七句
  • 秋十句
  • 冬二十一句
魚眠洞句集二十二句
人物と印象
徳田秋聲氏
正宗白鳥氏
高村光太郎氏
白鳥省吾氏
佐藤春夫氏と谷崎潤一郎氏
宮地嘉六氏
加能作次郎氏
岸田劉生氏と佐藤惣之助氏
澄江堂雑記
芥川龍之介氏の人と作
芥川君と僕
清朗の人
芥川龍之介氏を憶ふ
書籍と批評
装幀と著者
作家と書物
「澄江堂句集」を評す
句集「道芝」を評す
「何もない庭」
「鏡花全集」に就て
「芥川全集」
「山村暮鳥全集」
喫煙雑筆
喫煙雑筆
煙草に就て
日録
四月日録
軽井沢日録
続軽井沢日録
神無月日録
自画像
室生犀星論

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