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はじめての大拙 鈴木大拙 自然のままに生きていく一〇八の言葉

発売日: 2019/7/26 想定ページ数: 200ページ ISBN: 9784799325391 全文検索: 非対応
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「大拙さんは大地、言葉はそこに根付いて咲く花。」――谷川俊太郎
禅を世界に広めた哲学者・鈴木大拙が
どうしても伝えたかった「禅の本質」を
厳選された言葉から読み解いていく、
今までにない「大拙入門」です。


禅寺での修行を経てアメリカに渡り、
禅を「ZEN」として世界に定着させた功労者、鈴木大拙。
彼の功績は、かのスティーブ・ジョブズが禅に傾倒するきっかけを生んだほか、
直接交友のあったジョン・ケージに多大なる影響を与えました。

本書は、そんな大拙の思想にはじめて触れる人が
その本質を体感できるよう、108の言葉を厳選して編み集めたもの。
「大拙爺さん」の語りに耳を傾けながら「禅」の本質を感じ取る、
いままでにない一冊の誕生です。
目次プレビュー
  • はじめに
  • 第一章 自然のままに、自由に生きる
  • 第二章 機械にとらわれず、美と愛に生きる
はじめに
  • イントロダクション 1
  • ◆001 花を知るには花になる、そして世界を知る
  • ◆002 林檎が無心に生きていく
  • ◆003 発見されようとされまいと、そこに在る
  • ◆004 びっくりしたら、びっくりしたでいいじゃないか
  • ◆005 松は松、竹は竹が、ほんとうの自由
  • ◆006 自由意志で生まれてきた者なんて、ひとりもいない
  • ◆007 みずから・おのずから出てくるのが、自由
  • ◆008 「わがまま放題」は、あやつられているだけ
  • ◆009 人間にはどうすることもできない「自然」がある幸せ
  • ◆010 自然は善悪の区別・選択をしない。するのは人間
  • ◆011 分断が、征服や侵略の「力」を現実にする
  • ◆012 対抗し挑戦するだけでなく、和らぐ世界も忘れない
  • ◆013 石や人を物としてだけ見て、蹴飛ばし踏みにじる世界
  • ◆014 人間を征服するものは人間の内なる自然
  • ◆015 平常心、意識的でありながら無意識であること
  • ◆016 人生はそのままで満ち足りている
  • ◆017 平常心、眠くなれば休む、空腹になれば食べる
  • ◆018 威厳ぶって、ほんとうの威厳を欠く
  • ◆019 そのままの自分を見てほしい。が、その勇気がでない
  • ◆020 外から身につけた「衣装」を脱ぐとき宗教体験がある
  • ◆021 緑一色の春の天地、それが「一即多、多即一」
  • ◆022 一つが一つを一つと見る
  • イントロダクション 2
  • ◆023 ゆったりヒマを楽しむか、刺激を追い求めるか
  • ◆024 組織の中に閉じ込められてしまう人間
  • ◆025 禅は生命の泉からじかに水を飲むことを教える
  • ◆026 機械を使うか、機械に使われるか
  • ◆027 機械で効果ばかりをねらう心①
  • ◆028 機械で効果ばかりをねらう心②
  • ◆029 仕事をしながら、仕事を離れてみると、詩がある
  • ◆030 俳句の理解は、禅の悟りにつながる
  • ◆031 生活が美術作品となる
  • ◆032 人間は「生きることの芸術家」である
  • ◆033 生活の芸術家は風のごとく自由にふるまう
  • ◆034 真の芸術的創造は、宇宙的無意識から出現する
  • ◆035 小さきものの美
  • ◆036 努力の跡をのこさず、自己の労苦を忘れて生きる
  • ◆037 茶をたてる、無心に
  • ◆038 人間がただの手段・道具となってしまう
  • ◆039 人間はどうしてもただの機械・物にはなれない
  • ◆040 愛① 相依相関を説く哲学
  • ◆041 愛② 力に酔った人、無限に広がる関係の網
  • ◆042 愛③ われわれは一切に責任がある
  • イントロダクション 3
  • ◆043 禅は生きた事実
  • ◆044 生命を持たない言葉には禅を伝えられない
  • ◆045 生命をそのまま生きる禅には、論理は存在しない
  • ◆046 生の小川の流れを乱してはならない
  • ◆047 言葉で説明するほどに、「それ」が遠のいていく
  • ◆048 知性は心の平安をかき乱し、答えにはたどり着かない
  • ◆049 知性の特性は二つに分けること
  • ◆050 言葉と論理に縛られた奴隷の哀しみ
  • ◆051 言葉は、実際の生命を交換するための貨幣にすぎない
  • ◆052 言葉は社会生活に必要。でもそれにとらわれない
  • ◆053 言葉が生命を妨げるなら、生命を保ち言葉を捨てる
  • ◆054 月そのものを指し示す指(言葉)
  • ◆055 禅について言葉を述べるときにできること
  • ◆056 言葉の背景から出てくる意味を考える
  • ◆057 個別的な知識の元となる全体だけ見ていても困る
  • ◆058 無心。心が身体のあらゆる部位に充ちる①
  • ◆059 無心。心が身体のあらゆる部位に充ちる②
  • ◆060 無心。「思わないでいよう」とも思わない
  • ◆061 本能と理性を超え含んでいる「人間の無心」
  • ◆062 有心と無心、矛盾を土台とした生活
  • ◆063 無心。空から降る夕立のように考える
  • ◆064 山が山でない時節をいっぺん通り抜ける
  • イントロダクション 4
  • ◆065 苦しむほどに、人格は深まり、人生を味わえる
  • ◆066 苦しむことができるのが人間である
  • ◆067 あきらめない、やり尽くす、苦しみのなかへ入る
  • ◆068 苦しいという矛盾・考えも、一つのはたらき
  • ◆069 人間の矛盾・悲劇
  • ◆070 矛盾を矛盾のままに置いておく
  • ◆071 人生に苦はつきものだとして、それではどうするか
  • ◆072 人間だけが「ドラマ」を持ち、それを悲しみ、楽しむ
  • ◆073 全人格をかけてたたかい抜いた後に得られる平和
  • ◆074 生命は、一度に描かれる「墨絵」
  • ◆075 セミの声。いま持てるすべてを出し切る
  • ◆076 ただ日々の仕事をやることがいちばん大切です
  • ◆077 仕事の最中には、評価は重要ではない
  • ◆078 勤労を楽しむ
  • ◆079 こうすべきだと思うことを努力するよりしかたない
  • ◆080 ただ寂しい、自然の感じにまかせて
  • ◆081 百年後には変わるかもしらんが、やっぱり考える
  • ◆082 死と生を想う。そこには尊敬と感謝がある
  • ◆083 「世界人としての日本人」として出来るだけはやる
  • ◆084 自らを肯定し否定することから、寛容と尊重の心が生まれる
  • ◆085 生命は移り行く。永遠の生命などない
  • ◆086 星の観察者は今なお固い地上を歩いている
  • イントロダクション 5
  • ◆087 禅は、一般に考えられるような「宗教」ではない
  • ◆088 毎日生きていくことが詩であり、宗教である
  • ◆089 禅に宗派心はなく、すべてが手をつなぐ
  • ◆090 結果を期待して祈るのは、ほんとうの祈りではない
  • ◆091 宗教と道徳は異なるが、道徳を無視すべきでもない
  • ◆092 禅は、こだわらない。何かに集中する「瞑想」ではない
  • ◆093 自分に何かあると思っていては、宗教にならない
  • ◆094 平凡で、平穏で、そして溌溂(はつ らつ)として生きている
  • ◆095 禅の真理は、理論化ではなく体験によって得られる
  • ◆096 「飛び越える」ときが来たら、思い切って投げ出す
  • ◆097 悟りがなければ禅はない
  • ◆098 砂糖の甘さは、直接口に入れて味わうしかない
  • ◆099 悟りは、体験するしかない
  • ◆100 禅は軽視することを知り、敬うことを知る
  • ◆101 なんだか自分にはもったいない気がする
  • ◆102 常に生命の中心をつかむ。そのために否定をする
  • ◆103 周辺のない円には無限の中心がある
  • ◆104 神が世界を創造し自覚する、その機を経験する
  • ◆105 悟りは、対象のない自覚。「色」と「空」の不異
  • ◆106 禅には「肯定」がある。ただの虚無主義ではない
  • ◆107 絶対的肯定の禅。「空即是色、色即是空」
  • ◆108 自分の生命の内からのもの。霊性と大地
おわりに
出典一覧
著者・編者略歴
鈴木大拙
明治3年(1870年)、石川県金沢市に生まれる。本名は貞太郎。東京帝国大学(現・東京大学)在学中に、鎌倉円覚寺の禅僧、今北洪川と釈宗演に参禅、「大拙」の道号を受ける。97年、渡米。1909年に帰国後、学習院にて講師・教授、東京帝国大学にて講師を務める。11年、アメリカ人のビアトリス・レーンと結婚。21年、高校以来の親友である西田幾多郎のすすめで真宗大谷大学に転じ、学内に東方仏教徒協会を設立。英文雑誌『イースタン・ブッディスト』を創刊して、海外に仏教や禅思想を広める。36年、世界宗教大会に日本代表として出席。イギリス、アメリカの諸大学で「禅と日本文化」を講演。戦後の46年、蔵書をもとに鎌倉に松ヶ岡文庫を設立。49年に日本学士院会員となり、文化勲章を受章。90歳を超えてもなお同文庫で研究生活をおくり、66年、95歳にて没。著書に、『禅』(ちくま文庫)、『無心ということ』『禅とは何か』『仏教の大意』(いずれも角川ソフィア文庫)、『日本的霊性』(岩波文庫)、『禅と日本文化』(岩波新書)などがある。
この著者の書籍一覧
大熊玄
1972年千葉に生まれ、新潟に育つ。立命館大学史学科(東洋史学専攻)卒業、金沢大学大学院文学研究科修士課程(哲学専攻)修了、同大学院博士後期課程満期退学。専門はインド哲学・仏教学、西田哲学、鈴木禅学。1999年から約1年半のインド・プネー大学への留学より帰国後、石川県西田幾多郎記念哲学館の開館準備に携わる。金沢大学非常勤講師、石川県西田幾多郎記念哲学館専門員・学芸課長を経て、現在、同館副館長、立教大学文学部・大学院21世紀社会デザイン研究科准教授。著書『鈴木大拙の言葉 世界人としての日本人』(朝文社)、『鈴木大拙/大拙の言葉』(金沢市国際文化課)、共著『鈴木大拙と日本文化』(朝文社)、編著書『西田幾多郎の世界』(石川県西田幾多郎記念哲学館)。
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