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与謝野晶子 愛と理性の言葉
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与謝野晶子 愛と理性の言葉

発売日 : 2023年11月25日
ISBN : 9784799329986
全文検索 : 非対応
俵万智さん推薦!
今こそ読みたい与謝野晶子の「美しく力強い言葉の数々」を1ページに1項目ずつ読みやすくまとめました


近代歌壇を代表する歌人で『みだれ髪』や『君死にたまふことなかれ』などで知られる与謝野晶子は、
文学の世界のみならず、社会評論の世界でも活躍しました。
晶子が書いた15冊の評論集の中から、選りすぐりの言葉たちと、晶子の歌や詩を織り交ぜながら
「学ぶこと」「働くこと」「人生」「愛」「自由」などのテーマごとに読みやすく、わかりやすくまとめました。

▼購入者限定!ダウンロード特典

編訳者による「与謝野晶子 ブックガイド」および「与謝野晶子 おすすめ短歌10首(解説付き)」
ぜひダウンロードして、お役立てください。


<本文より抜粋>
「聡明な船乗りは、急流を渡るときには、上流へ斜めに舳先を向けて漕ぎ、ちょうど目的とする地点に着くように計らいます。しかし、聡明な船乗りがいつでも迂回するかといえば、そうではありません。波風の激しくない、潮流のおだやかな海を横断するときは、目的地に向けて一直線に舵を取ります。」

「人は誰かといることで鍛えられて健やかになり、孤独によって深められ、純粋になります。愛しあった夫婦でも常に向かいあっていれば、窮屈を感じる日だってあります。仲のよい親子のあいだでも同じことです。仮に半日でも、妻が夫から離れ、子が親から離れて、孤独のなかに自由に思索し行動したいと願うのは、自然であり、合理的な欲求です。」

【目次】
Ⅰ.幅広い読書で自らを育てる
Ⅱ.働く喜びは金銭には換えられない
Ⅲ.人生の海へ漕ぎだすために
Ⅳ.男女という性差を超えて
Ⅴ.愛は常に訓練されるべきもの
Ⅵ.子どもを育てる喜びを分かちあう
Ⅶ.さまざまな自由を求めて
Ⅷ.考える人として若々しく
Ⅸ.国家は個人のために
Ⅹ.芸術にふれる人生を

目次

はじめに 美しく、力強い言葉の数々
Ⅰ 幅広い読書で自らを育てる
001 知力とは知識の量ではなく理解力
002 自分の本棚を豊かにしよう
003 たくさん読むうちに良書がわかる
004 読書は記憶を目的としない
005 選り好みせず、幅広く本を読む
006 天才は偶然には生まれない
007 自発的に学んだ平安時代の女性たち
008 常識にとらわれず型にはまらない学びを
009 もって生まれたものに応じて創造する
010 画一主義には弊害もある
011 偉人伝や統治者の歴史は参考にならない
012 芸術によって人生を二倍豊かに生きる
013 創造力は個性の力、未来を発明する力
014 外国語よりも日本語を大切に
015 自分に適した一つの能力、一芸を究める
016 自分自身についてはあまりわからないもの
017 他人からの批評で自分を知る
018 もっと学んで書く時間が欲しい
019 若者も老人も学ぶことで社会は進歩する
Ⅱ 働く喜びは金銭には換えられない
020 人間らしく生きるため経済的に自立を
021 欲望は労働のエネルギー
022 女性も経済的に自立する
023 物質的な安定=精神的な充実
024 すべての人間が労働する社会に
025 何のために働くのか
026 金銭は所有せず運用すべきもの
027 金銭に換えられない喜び
028 雑用の多い日常をどうすべきか
029 働く意味をもっと考えよう
030 自分へのご褒美を買う喜び
031 平等に仕事をする理想社会
032 家事の省力化を進め時間の有効利用を
033 衣食のためだけに働く現状を超えて
034 どんな労働もすべて尊い
035 お金を得るだけが労働の目的ではない
036 労働は商品ではない
Ⅲ 人生の海へ漕ぎだすために
037 若いときは冒険を恐れずに
038 年を取れば賢くなるわけではない
039 理性と感情のバランス
040 「よりよく生きよう」とする人間
041 若い時には、よい友が大事
042 冒険にケガや失敗はつきもの
043 新しい経験は冒険のようなもの
044 理性だけでなく感情も大切に
045 必要なものを突きつめてみる
046 忙しいのはうれしいこと
047 自分自身の目で物事を見る
048 個性を有機的に結びつける
049 傲慢さは自分を損なう
050 集団生活は個人生活の延長
051 夢の楽しさ、不思議さ
052 希望を抱くことで活力のある人生に
053 人生は平板ではなく深みを増すもの
054 聡明な船乗りのように
055 一つの事実にとらわれない
056 考える人に、そして考え直す人に
057 膨大な情報に流されない
058 一人でいる時、誰かといる時
059 人生も世界も無限に変化する
060 未来の変化に対して乗り切るには
061 人生は思想し、働き、よく遊ぶこと
062 静的、動的、二つの欲望の間で
Ⅳ 男女という性差を超えて
063 人としての価値は男女で差別されない
064 愛と優雅とつつましさは男性にも必要
065 男も女も現代人らしく生きる
066 「女らしさ」は「人間性」と言いかえられる
067 女性たち、今こそ動き始めよう
068 女であることを意識する必要はない
069 夫婦は日々愛を創作すべき
070 男女は互いに独立した人間であり対等
071 すべてのことに男女で連帯責任を
072 結婚式や戸籍などの形式にとらわれない
073 家庭も社会も男女協同の組合
074 結婚も離婚も双方の意思によるもの
Ⅴ 愛は常に訓練されるべきもの
075 大事な人が戦争に行ったら
076 愛は訓練されなければ
077 深く愛して深く生きる
078 愛をもって交流する
079 結婚後も訓練と努力が必要
080 あの人が待っているような
081 人間にも自然にも愛を感じる
082 愛は感情だけではダメ
083 お互いに仕事も家事も
084 愛情は変化し進化する
085 夫婦は毎日が愛の創作
086 離婚も悪くない
Ⅵ 子どもを育てる喜びを分かちあう
087 教育は赤ちゃんのときから
088 子どもの激しい感情を受け止める
089 幼いうちは男女を自覚させない
090 思春期は無理に押さえつけない
091 新しい世界に向かっていきなさい
092 人格を尊重し自由に活動させる
093 親も本を読むこと
094 子どもにどんな生き方を望むか
095 子どもは子ども自身のもの
096 理性をもって愛すること
097 親にならない生き方もある
098 親は既知数、子どもは未知数
099 思想や感情の栄養となる本を
100 父親としての責任を軽視してはダメ
101 両親で育児の責任を分担する
102 両親の平等な愛情の中で育てる
103 子どもが最適な職業を選べるように
104 一人ひとりに合わせた育て方を
105 子どもはのんびり素直に育てたい
106 新奇なものに魅了される子ども
Ⅶ さまざまな自由を求めて
107 自由へのあこがれを持ち続ける
108 私たちは自由な魂を持っている
109 偏見を捨てて心を解放する
110 自分の個性を自由に広げる
111 夫も妻も自由に発言し、自由に行動する
112 自由で独立した個人として生きる
113 個性は何ものにも支配されない
114 自由は守られるべき社会的な約束
115 家庭においても互いに自由に
116 平和は愛と正義と平等と自由のなかに
Ⅷ 考える人として若々しく
117 いつまでも若さをもって生きる
118 考える人は一から創造する
119 せっかちになり刺激を求める最近の風潮
120 人はたえず新陳代謝を行うもの
121 物事をできるだけ多くの面から見る
122 人間と自然は対立するものではない
123 愛と理性をもって理解しあう
124 失敗を気にしすぎずに進むことが大事
125 一つの思想にとらわれないで生きる
126 社会的生活には新しさと古さの両方が必要
127 自分自身も純粋な自然
128 思想と経験は人生で大切な二つ
129 他人を知るのは自分を知ること
130 詩や音楽、お酒…人生の楽しみはいろいろ
131 どの季節よりも秋を愛する
132 土に親しむのが人間の自然
133 肉体的な苦痛を避けないのは無益
134 神を求めるかどうか
135 人には愛と理性の本能がある
136 真実とは絶対のもの
137 過失は突きつめすぎないこと
138 死は大いなる疑問
139 過去や永久でなく、新しい現実を
140 流転する世界の「時」を思う
141 物事の本質に従えば「なるようになる」
142 思想するとき宇宙は私のなかに
143 私が宇宙か、宇宙が私か
144 すべてはつながりあっている
145 人生は流転し続ける
Ⅸ 国家は個人のために
146 私たちが国家を運用する
147 家庭をよくすることは国家をよくすること
148 個人が殺しあうのは悪なのになぜ戦争は…
149 戦争をやめない男たちは賢いのか
150 自由と平等が権力によって侵害される
151 世代交代すれば政治もよくなる
152 国会は自由と幸福を踏みにじる
153 政界の高齢化を憂える
154 博覧会は大仕掛けな見世物
155 どう過去からの脱出を図るか
156 個人を活かさない国家は不安定な国家
157 地球上に生存できる人口は物資による
158 強者と弱者の対立をなくすこと
159 戦争で手に入れた平和は真の平和ではない
160 個人、日本人、そして国際人として生きる
161 世界を理解し平和協力を求める
162 世界の文化を豊かに取り入れる
163 震災の記念と新しい創造
164 大震災を乗り越える
165 人類は自制する義務がある
166 理想主義の生活を求め未来に向かう
Ⅹ 芸術にふれる人生を
167 自分自身の芸術をもちたい
168 詩歌の本質は自己表現
169 傑作は広大な庭園のようなもの
170 不器用に、真剣に、純に
171 芸術とは世界が新しく広がる喜び
172 生活の最も深いところに滋味を
173 芸術は一にも二にも自己の表現
174 芸術の香味は自己を高める
175 感動も表現も個性の表れ
176 花は私の詩、私の愛
177 芸術作品も批評も個性が大事
178 多くの個性から多様な芸術を
179 短歌は個性の表現
180 まだ自分の短歌表現に満足できない
181 誰もが歌いたい欲求をもっている
182 文語か口語か―は感動の問題
183 実感のある感動こそ生
184 言語を用いて表現する難しさ
185 象徴的な歌は謎解きのようなもの
186 理論よりも先にまず創作してみる
187 実感がみなぎっている時に詩は生まれる
188 模倣も大切な手段
189 誠実に作ったものには真実がある
190 真の芸術にふれようと心がける
191 自分の創作欲を満足させることが第一
参考文献
購入特典

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