定年退職を迎えた人々に、趣味の活動やその後の人生へのソフトランディングも含めた再就職を勧める論調が少なくありません。その理由としては、「働く」ことは、人をいつまでも動けるようにし、「はたらく」ということは傍を楽にし、「働く」ことは体のリズムを整え、元気でいるための最高の薬になるからです。そうであればなおさらのこと、定年後はもちろんのこと、再就職が終わった後も、生活費は年金で得られるようになったとしても、人が元気でいるために、自分の体力に合わせて働くことのできる仕事が必要です。そして、それは会社が募集する仕事というよりは、社会が必要とする仕事です。 シルバー人材センターは、そのような仕事に従事する概念、「生きがい就業」を具現化しようと半世紀以上前に制度化され、現在、全国約1300か所、会員数約71万人余の巨大な組織になりました。しかし、近年、「センターは緩やかな死を迎えている」とまで言われます。 現在、社会には、若者を中心とする社会だけでなく、超高齢社会という未開地が広がっています。この中から新たな仕事を掘り起こし、一人一人が元気になる超高齢社会を作るための鍵となるのがシルバー人材センターです。今、シルバー人材センターは高齢者の元気づくりに本気の取り組みが求められ、そのことが高齢者とセンターを元気にするのです。 「生きがい就業」は高齢者を元気にする最高の方法です。それ故、この本を、シルバー人材センター関係者はもちろん、そうでない方々にも是非読んでいただきたいと思います。
(※本書は2019/6/6に日本橋出版より発売された書籍を電子化したものです)
目次プレビュー
- 第一章 働く高齢者の充実した毎日──シルバー人材センターをご存知ですか──
- 第二章 シルバー人材センターの生い立ち
- 第三章 事務局長の日々────実績停滞期の事務局長として────
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1 「シニア活動センター構想」の提案
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2 事務所の風景と仕事の様子
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3 行財政改革と「事業仕分け」
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4 東北大震災の影響
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5 公益法人制度改革
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(一)公益認定制度改革とは
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(二)新公益社団法人になるために─目的、組織のあり方の見直し
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6 未就業者、既就業者問題
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(一)未就業会員の現況調査から
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(二)ワークシェアリングのための就業期間短縮と一部業種の定年制
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7 適正就業指導
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(一)適正就業指導という取り締まり
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(二)板橋区シルバー人材センターへの適正就業指導
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8 労働者派遣事業活用コール
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9 類似形態の組織
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1 シルバー人材センターの再構築
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(一)ぼやける存在意義とその克服
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(二)人材としてのシルバー会員
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2 センターの目指すべき目標(ミッション)
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(一)「体のあそこが痛い、ここが悪い」は高齢者のコミュニケーションを図る魔法の言葉
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(二)わが国の健康・元気力向上の歩み
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(三)シルバー人材センターならできる高齢者の健康・元気力の向上
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3 シルバー人材センターの組織の在り方
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4 行政に望むこと
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5 会員、事務局、現役世代の皆様へ
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高齢者事業団について(その構想と都に対する提言)
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年表