セール中 カテゴリ一覧 著者一覧
3・11後の世界の心の守り方
0件
1,100円(税込)
獲得ポイント: 11pt
通常:
11pt

3・11後の世界の心の守り方

発売日 : 2011年8月15日
想定ページ数 : 128ページ
ISBN : 9784799310366
全文検索 : 非対応
事故という未曾有の、まさに国難をうけて、多くの識者が、インターネットで、新聞雑誌で、テレビで、そして、書籍で、さまざまな立場、観点から語っています。
そんななかで、今もっとも注目される異色の青年僧侶、小池龍之介さんは説きます。
「今回の大地震、大津波、そして、原発事故──このたいへん痛ましい事態に、もし、救いを見出すことができるとしたら、これを、私たちがこれまで幸福だと思い込んできたものが、じつはそうではなかった、ということに気づき、ほんとうの幸福、すなわち、<心が安らいでいられること>へと、私たちの価値観を転換させていくチャンスとすることができるのではないかということです」
わたしたち一人ひとりが、その苦しみから脱していくための第一章、わたしたちのなかに思いがけず芽生えた他人に対するやさしさを「慈悲」の心に育てる方法を説く第二章、そして、これを「そもそもわたしたちの幸福とは何だったのか」と考え直す機会とするための第三章まで、厳しくも愛に溢れた著者の言葉に、きっと明日を開く勇気と実践的視点が得られることでしょう。

目次

はじめに
第一章 心に突き刺さった第二の矢を抜き去るために
●「災害に遭うこと」=「嘆かわしいこと」?
●起きてしまったのなら、心の二次被害を起こさぬように
●「自粛」のなかからすくいあげられる最良の精神
● ──〈現実〉と〈非現実〉を仕分ける習慣
●仏道の〈因縁〉から見る、〈現実〉から〈非現実〉へのプロセス
●〈自己洗脳〉を解く
第二章 慈悲の偽物の育て方
●募金や寄付やボランティアは偽善か?
●「やさしい」気持ちになれるときとなれないとき
●赤の他人にはやさしくなれても、身近な人にはやさしくなれない
●「やさしさ」とは、もともと不完全なもの
●私たちのやさしさは多かれ少なかれみな「偽物」
●やさしい気持ちを「慈悲」につなげる
●やさしさを継続させる方法
●「慈悲の瞑想」を通じて、本物の慈悲へとつなげる
第三章 「幸福」の定義が変わるとき
●快感イコール幸福という思い込みのなかで
●「快感」獲得の歴史
●なぜ「快感」が過剰になると、かえって欠乏感が増すのか?
●昔の日本の庶民に精神疾患は少なかった?
●心を病んでいたのはむしろ特権階級の人々?
●情報化社会の意味するところ
●ソーシャルメディアの麻薬的性質
●満たされすぎることの不幸
●記号化された「自分」が最大の快感をよぶ商品!
●記号的ヴァーチャルから身体的リアルへ
●自粛の裏にある価値観変換の芽
●快感最大化原理を根底から問い直す
●死への意識が生を覚醒させる
●いまの〈気づき〉を風化させないために
●安らぎや覚醒の脳内物質が出るとき
●「集中」が安らぎと幸福感の神経回路を開く
●安らぎの神経回路を活性化させるには?
●本来の幸福な生き方
●これからの日本のために
あとがき

ユーザーレビュー

レビューがありません
書籍をシェアする