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病院にも薬にも頼らないカラダになる未病図鑑

発売日: 2020/7/17 想定ページ数: 240ページ ISBN: 9784799326176 全文検索: 非対応
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頭が痛い、体が重い、寝つきが悪い、ずっと腰が痛い、肩が凝る、肌が荒れる、やる気が出ない......。
こんなふうに、病院に行くほどじゃないけれど、調子が悪くて、いつも悩まされている......そんな 「なんとなく不調」はありませんか?
一時的にではなく、いつまでもそのような不調を抱えたままなら、それは、東洋医学でいう「未病」 の状態にあります。
未病とは、その字が表すとおり、「未だ病になっていない状態」=「健康と病気のあいだ」を意味し ます。
そもそも人の体や心には「健康」か「病気」か、その明確なボーダーラインがあるわけではありません。未病とは、「健康とも病気ともいえない状態」のことです。

これから病気になるかもしれないし、健康になれるかもしれない。

どちらにも転ぶ可能性があります。
そして未病を改善しないままでいると、病気にどんどん近づいていきます。
「『なんとなく不調』だけど、寝込むこともないし、毎日働いていられるのだから、これくらいはまあ いいや」 「よくわからない不調は未病というけれど、結局まだ『病気ではない』わけでしょう? それならま だ安心だ」
そうタカをくくっているかもしれませんね。
けれども 、未 病 の ゾ ー ン に い る 限 り 、
いつどこで 病 気 の 状 態 に 陥 っ て も 不 思 議 で は あ り ま せ ん 。
「 なんとなく不 調」を抱えたまま放っている状態はじわじわとなんらかの病 気に近づいている状 態と言っていいでしょう。
それどころか、どんなに健康に自信がある人、なんの不調もなく健康そのものと思っている人でも、 日々、知らず知らずのうちに、「病気」へと一歩一歩、近づいているかもしれません。

この本では、「自分の力で未病を改善するための方法」をお話ししていきます。
1章ではまず〝「未病」の正体〞や、未病状態にあることの危うさ(リスク)を明か していきます。敵を制するにはまず敵を知らなければなりませんね。
また2章では未病を改善させるために、常日頃から具体的にどんなことを意識して実践していけばよいかを説明していきます。
3章では、体や心の不調のなかでも比較的多くの方が抱えているものをとりあげ、そ れらの改善や予防をするための〝処方箋〞を解説していきます。
そして章では、私の研究会に所属していた、「未病研究ゼミ」の学生たち自身の生 活体験の「実態」を、彼らの率直で正直な言葉を交えてご紹介したいと思います。学 生たちのリアルな考えや健康への取り組みを聞くことで、より未病改善を「自分ごと」 として考えられるでしょう。
目まぐるしく動いていく社会にあって、現代に生きる人たちの多くは、仕事や家事・ 子育てのなかで、目の前にある「今やらなければならないこと」を最優先にして、自 分の体や心をついつい置き去りにしてしまいがちです。
目の前の仕事も、家事や子育てもより良い未来の自分、家族、社会につながっていくことですから、確かに大事なことです。
けれど、今の自分の心や体も、未来の自分の心や体につながっているのです。
第一に、より良い未来の自分、家族、社会のどれも、今の自分の体や心の状態が土台になってこそ築かれていくものです。その土台が揺らいでしまっては、より良い未来をつくりあげていくことなんてできないでしょう。
現在、そして将来にわたって、日々、はつらつと生活しながら最高のパフォーマンスで輝いて生きていけるよう、今、本当にあなたがやらなければならないことに気づき、未来をより良くしていけるよう、この本がいくばくかでもお役に立つなら、それに勝る幸いはありません。
目次プレビュー
  • はじめに
  • 目次
  • Chapter 1 なんとなくの不調を引き起こす「未病」とは?
はじめに
目次
  • 健康と病気のあいだ=「未病」
  • 現代は「未病の時代」
  • 「未病」は、便利な暮らしの代償!?
  • スマホは、数々の「未病」の最たる元凶
  • 自分では気がつかない、思いもよらないことが心と体に影響を与えている
  • 「病気」や「病気のある部位」ではなく、「病気のタネ」を根本的に解消する
  • 病気を「治す」のではなく、「病気にならない心と体の状態」をめざす
  • 生まれつき持っている「自分の力」で未病を改善する
  • 「未病を治す」とは、「予防医学」ではなく「予想医学」
  • 漢方の「証」で診る「虚と実」「寒と熱」「気・血・水」
  • 東洋の「陰陽思想」をベースとした心身の状態の表し方
  • 気・血・水
  • 気・血・水の異常
  • 「健康負債」をためず、「健康貯金」を貯める 未病を改善する10の行動指針
  • 1 カラダの声を聞こう
  • よりくわしくカラダの声を聞く
  • 血液一滴でガンがわかる!?
  • 「自分が自分の主治医」の時代に
  • 2 質の良い睡眠を取ろう
  • 多くの日本人が「眠りの悩み」にさいなまれている
  • 快眠への必須条件① 「副交感神経」にスイッチが入っていること
  • 快眠への必須条件② 「眠りのホルモン」がたくさん分泌されていること
  • 快眠への必須条件③ 就寝時に深部体温が下がっていること
  • 快眠のためにおすすめ! 「1日眠活マニュアル」
  • どのくらい眠れば良い?~「質の良い睡眠」には「量」も必要
  • 3 食べるにこだわろう
  • 「体を温める食材」「冷やす食材」「旬の食材」を意識する
  • ちょっとした工夫で、日頃から「体を温める食生活」を
  • 食材のさまざまな性質を、日常の健康維持に役立てる
  • 食事は陰と陽のバランスが大切!
  • 4 カラダを動かそう
  • 「やれない」「やってもムダ」と言う前に
  • 疲れているときこそ、動いてみよう~心と体の疲労回復に「アクティブレスト」
  • いつもの「歩行」を「大腰筋ウォーキング」にしてみたら……
  • 5 入浴しよう
  • 「冷えは万病のもと」
  • 冷えの改善が、免疫力・自然治癒力アップに!
  • 6 呼吸を意識しよう
  • 自律神経の乱れは、多くの未病の原因に
  • 呼吸と自律神経は切っても切れない関係にある
  • 「リラックス呼吸法」で睡眠や生活の活動パフォーマンスの質が上がる
  • 7 姿勢を整えよう
  • 姿勢をチェックしよう~最近、増加の一途をたどる「巻き肩」に注意!
  • 1ヵ所のゆがみが次々と全身に連鎖する~普段の立ち方・座り方にも気を配る
  • 姿勢を正せば、心と体もキレイになる
  • 8 ナナメの関係を作ろう
  • 笑う門には福きたる~ナナメの関係で、生活の中に「笑い」を増やそう
  • 幸せホルモン「オキシトシン」に満たされよう
  • 9 上手に休もう
  • こまめなリフレッッシュで、「疲労予防」を!
  • 睡眠は、「貯蓄」はできないが「負債」は早目に返すことが大事
  • 10 プレコを実践しよう
  • 妊娠・出産をキャリアプランにどう組み入れるか考える
  • 「いつか」ではなく「今すぐ」体と向き合い始めよう
  • 男性も「プレコ」を~生活習慣による後天的な「結果」も、精子によって遺伝する!?
  • 2章まとめ できることから、いますぐ始める
  • 1 風邪 誰でも一度はかかる身近な症状
  • 2 冷え症 女性の8割、男性の4割が悩む
  • 3 むくみ 気になる〝ゾウ足〟〝水太り〟
  • 4 肌トラブル 「お手入れ」だけでは解決できない
  • 5 眼精疲労 典型的な「生活習慣病」のひとつ
  • 6 頭が痛い 頭痛の「タネ」もいろいろ
  • 7 心の不調 「原因不明」でもあきらめないで
  • 8 食欲不振・胃腸の不調 自律神経が大いに関係
  • 9 夏バテ 猛暑の日本で夏バテ人口も激増中
  • 10 筋肉痛 普段から筋肉を使うことが最強の予防策
  • 11 肩こり・肩の痛み まずは姿勢と血流改善がカギ
  • 12 腰痛 8割以上が「原因不明」というけれど……
  • 13 貧血症状 細胞の酸素不足からさまざまな症状が
  • 14 めまい めまいの原因・症状もいろいろ
  • 15 月経困難症・PMS(月経前症候群) 生活に支障をきたすほどのつらさ
  • 16 花粉症(アレルギー性鼻炎・結膜炎) わずらわしさから解放されたい!
  • 17 外反母趾 足裏の問題は全身の問題に発展!?
  • 生活習慣を改善するきっかけを見つけよう
  • やる気を上げる究極の「インセンティブ」とは?
  • 自分にとってのメリットがたくさんあること、楽しみながらやれることなら続けられやすい
  • 未病改善の取り組みの理想と現実のギャップ
  • 未病改善の第一歩は「カラダの声を聞く」ことだけれど……
  • がんばりすぎて働いても、生産性は落ちてしまう
  • 「若いから無理できる」は神話。「若いからこそ健康貯金ができる」と考える
  • 「痩せすぎ」も大きな問題が……!
  • 「健康」を目指すのではなく、「今よりいい状態」を目指す
  • 「何をやればいいのか」「どこまでやればいいのか」がわからず、つまずくことも
「未病」への取り組み、その先にあるものは──あとがきにかえて
渡辺賢治
慶應義塾大学医学部卒、医師・医学博士
慶應義塾大学医学部内科、東海大学医学部免疫学教室、米国スタンフォード大学遺伝学教室、北里研究所(現:北里大学)東洋医学総合研究所、慶應義塾大学医学部漢方医学センター長、慶應義塾大学環境情報学部教授を経て1931年に開設された漢方専門医院 修琴堂大塚医院院長に就任。横浜薬科大学特別招聘教授、慶應義塾大学医学部漢方医学センター客員教授。日本内科学会総合内科専門医、日本東洋医学会専門医・WHO医学科学諮問委員、WHO伝統医学分類委員会共同議長、漢方産業化推進研究会代表理事、神奈川県顧問・奈良県顧問等を兼ねる。
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