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渡辺賢治の書籍一覧

慶應義塾大学医学部卒、医師・医学博士
慶應義塾大学医学部内科、東海大学医学部免疫学教室、米国スタンフォード大学遺伝学教室、北里研究所(現:北里大学)東洋医学総合研究所、慶應義塾大学医学部漢方医学センター長、慶應義塾大学環境情報学部教授を経て1931年に開設された漢方専門医院 修琴堂大塚医院院長に就任。横浜薬科大学特別招聘教授、慶應義塾大学医学部漢方医学センター客員教授。日本内科学会総合内科専門医、日本東洋医学会専門医・WHO医学科学諮問委員、WHO伝統医学分類委員会共同議長、漢方産業化推進研究会代表理事、神奈川県顧問・奈良県顧問等を兼ねる。
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病院にも薬にも頼らないカラダになる未病図鑑
頭が痛い、体が重い、寝つきが悪い、ずっと腰が痛い、肩が凝る、肌が荒れる、やる気が出ない......。
こんなふうに、病院に行くほどじゃないけれど、調子が悪くて、いつも悩まされている......そんな 「なんとなく不調」はありませんか?
一時的にではなく、いつまでもそのような不調を抱えたままなら、それは、東洋医学でいう「未病」 の状態にあります。
未病とは、その字が表すとおり、「未だ病になっていない状態」=「健康と病気のあいだ」を意味し ます。
そもそも人の体や心には「健康」か「病気」か、その明確なボーダーラインがあるわけではありません。未病とは、「健康とも病気ともいえない状態」のことです。

これから病気になるかもしれないし、健康になれるかもしれない。

どちらにも転ぶ可能性があります。
そして未病を改善しないままでいると、病気にどんどん近づいていきます。
「『なんとなく不調』だけど、寝込むこともないし、毎日働いていられるのだから、これくらいはまあ いいや」 「よくわからない不調は未病というけれど、結局まだ『病気ではない』わけでしょう? それならま だ安心だ」
そうタカをくくっているかもしれませんね。
けれども 、未 病 の ゾ ー ン に い る 限 り 、
いつどこで 病 気 の 状 態 に 陥 っ て も 不 思 議 で は あ り ま せ ん 。
「 なんとなく不 調」を抱えたまま放っている状態はじわじわとなんらかの病 気に近づいている状 態と言っていいでしょう。
それどころか、どんなに健康に自信がある人、なんの不調もなく健康そのものと思っている人でも、 日々、知らず知らずのうちに、「病気」へと一歩一歩、近づいているかもしれません。

この本では、「自分の力で未病を改善するための方法」をお話ししていきます。
1章ではまず〝「未病」の正体〞や、未病状態にあることの危うさ(リスク)を明か していきます。敵を制するにはまず敵を知らなければなりませんね。
また2章では未病を改善させるために、常日頃から具体的にどんなことを意識して実践していけばよいかを説明していきます。
3章では、体や心の不調のなかでも比較的多くの方が抱えているものをとりあげ、そ れらの改善や予防をするための〝処方箋〞を解説していきます。
そして章では、私の研究会に所属していた、「未病研究ゼミ」の学生たち自身の生 活体験の「実態」を、彼らの率直で正直な言葉を交えてご紹介したいと思います。学 生たちのリアルな考えや健康への取り組みを聞くことで、より未病改善を「自分ごと」 として考えられるでしょう。
目まぐるしく動いていく社会にあって、現代に生きる人たちの多くは、仕事や家事・ 子育てのなかで、目の前にある「今やらなければならないこと」を最優先にして、自 分の体や心をついつい置き去りにしてしまいがちです。
目の前の仕事も、家事や子育てもより良い未来の自分、家族、社会につながっていくことですから、確かに大事なことです。
けれど、今の自分の心や体も、未来の自分の心や体につながっているのです。
第一に、より良い未来の自分、家族、社会のどれも、今の自分の体や心の状態が土台になってこそ築かれていくものです。その土台が揺らいでしまっては、より良い未来をつくりあげていくことなんてできないでしょう。
現在、そして将来にわたって、日々、はつらつと生活しながら最高のパフォーマンスで輝いて生きていけるよう、今、本当にあなたがやらなければならないことに気づき、未来をより良くしていけるよう、この本がいくばくかでもお役に立つなら、それに勝る幸いはありません。
1,760円(税込)
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