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東京計画2030 テクノロジーが人間性を更新する都市の設計論

発売日: 2026/9/9 想定ページ数: 344ページ ISBN: 9784295024828 全文検索: 非対応
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2010年代以降、スーパーシティ構想やデジタル田園都市国家構想をはじめとして、国・自治体・民間企業による多様なスマートシティの取組が進められてきました。こうしたスマートシティの次なる発展において重要なのは、先進的な技術を導入すること自体ではなく、その技術によって住民の暮らしがどれだけ豊かになり、幸福度が向上するかという点です。私たちは、このような視点に立脚し、デジタル技術を活用しながらも、人間らしさを大切にした新しい都市と社会の姿を描くことを目指しました。
本書は、東京大学と日立製作所による「日立東大ラボ」が、世界有数のメガシティである東京都をショーケースに、こうした新しい都市と社会のあり方を具体化すべくまとめた研究報告書「東京計画2030」を書籍化したものです。「スローデジタル」や「Well-being」といったデジタルに偏りすぎない最新の思想をベースに、市民のQOL(生活の質)向上や社会的受容性をどう高めるかという、人間側の心理や合意形成のプロセスを深く掘り下げています。
第1章では、「東京計画」が求められる背景から、人工都市としてのメガシティ形成の歴史、都市計画におけるビッグピクチャーの系譜、そしてスマートシティの本来の定義を解説します。また、明治の文豪たちの文章から江戸〜東京の移り変わりを紹介する別項も収録しています。続く第2章では、地理的特徴、人口動態、産業構造といった基礎データにとどまらず、防災、交通、グリーン化、労働、医療・福祉、教育、ダイバーシティ、パブリックライフなど、多岐にわたる切り口のデータから「東京の今」を精緻に分析します。そして第3章では、これらの分析を踏まえた具体的な4つの戦略・提言を展開します。「アーバンウェルビーイング」の指標化、都市構造を改編する「イノベーションクラスター」、サイバー空間と現実を融合する「東京24区(サイバー特区)」、そして環境配慮と人間中心の技術活用を目指す「“Slow Digital” Tokyo」です。
スマートシティ関連事業に参入を検討している企業や、次世代のまちづくりを牽引する自治体関係者にとって、技術と人間の幸福が調和する未来の都市像を描くための大きな指針となる一冊です。
目次プレビュー
  • 目次
  • 巻頭言 東京計画2030
  • 第1章 東京の過去・現在
目次
巻頭言 東京計画2030
  • 1.1 人類史上最大のメガシティ「東京」
  • 1.2 なぜ今、東京計画なのか?
  • 1.3 東京はいかにして東京となったのか?――メガシティの形成とビッグピクチャーの系譜
  • 1.4 スマートシティとは?
  • 1.5 日立東大ラボ/アーバントランスフォーメーション
  • column 東京{虚空間}論
  • 2.1 都市総論(東京の基礎データ)
  • 2.2 電子政府・デジタル行政
  • 2.3 防災
  • 2.4 交通・モビリティ
  • 2.5 情報通信
  • 2.6 グリーン・カーボンニュートラル
  • 2.7 労働環境・働き方
  • 2.8 医療・福祉・高齢者
  • 2.9 教育・学習
  • 2.10 ダイバーシティ・インクルージョン
  • 2.11 パブリックライフ
  • 2.12 ウェルビーイング
  • 3.1 提言1:アーバンウェルビーイング
  • 3.2 提言2:イノベーションクラスター
  • 3.3 提言3:東京24区(東京サイバー特区)
  • 3.4 提言4:スローデジタル東京
  • 4.1 「東京計画1960」の問いをデジタルの時代に置きなおす
  • 4.2 「働きかけ」の双方向性:インタラクションという視座
  • 4.3 データが示す東京の現状と課題
  • 4.4 何のための技術か:ウェルビーイングとスローデジタルの融合
  • 4.5 縮小する日本の産業都市政策へ:イノベーションクラスター
  • 4.6 デジタルサイドのアプローチ:東京24区(東京サイバー特区)
  • 4.7 結び:1960から2030へ
謝辞
あとがき
執筆者一覧
購入者特典 『東京計画2030』特別編――東京の未来を拓く「最前線の知と議論」
奥付

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