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組織の成果を最大化する ルールのデザイン

発売日: 2026/7/24 ISBN: 9784799333198 全文検索: 非対応
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いい制約(ルール)は部下を自由にし、自分も楽にする。

『問いのデザイン』の安斎勇樹 × 『法のデザイン』の水野祐が「理想の組織のありかた」に迫る
「ルール=制約」という覆いを外し、組織の創造性を爆発させる仕組みへと変える革新的マネジメント論。


・会議が機能しない、メンバーが自発的に動かない、優秀な社員が定着せずに辞めていく
・1on1のやり方を変えたり風土改革を試みたりしたけれど、全く効果が出ず焦燥感がある
・制度やマニュアル、コンプライアンスが複雑化し、形骸化した「謎のルール」で組織が硬直化している
・「自分に原因があるのか」「そもそも組織風土は変わらないのではないか」と無力感を感じている

「ルールを増やすと組織がガチガチになる」あるいは「自由にしすぎると統制が取れない」という思い込みを捨てることで、組織のあり方は劇的に変わります。
本書の著者の一人、安斎勇樹氏は東京大学博士であり、数々のベストセラー組織論を手掛けるMIMIGURI代表。 そして、水野祐氏は、クリエイティブ分野の法務やリーガルデザインの第一線で活躍する弁護士。 組織研究の実践者と法律家という、分野を超えた2人の専門家が「設計思想×実践ツール」としてルールの真髄を解き明かします。

本書では、秩序を保つ「統制のルール」と、人と組織の可能性を広げる「創造のルール」のバランスをどう取るかを体系化。
ソニー、Google、Netflix、クラシコム、パタゴニア、スープストックトーキョーなど、シンプルで機能的なルールが大きな成果につながった豊富な実例を多数収録しています。 個人の能力やモチベーションに左右されず、誰もが気兼ねなく対話でき、安心して挑戦できる「心理的安全性」の高い組織を「仕組み」によって運用するための、新時代のリーダーに向けたバイブルです。

【こんな方におすすめ】
組織風土や文化に課題を感じている経営者・マネジャー層: 言いなり社員が増え、新しいアイデアや新規事業がなかなか生まれないと悩んでいる方
チームを率いる人事・中間管理職・組織開発者: メンバーのエンゲージメントを高め、自発的かつ創造的に動くチームを作りたい方
形骸化した社内制度をリセットしたいリーダー: 規定しすぎることで組織が硬直化する悪循環を断ち切り、無駄な社内ルールを刷新したい方

【本書で得られること】
個人の能力に依存しない組織運営: 仕組み(ルールデザイン)によって建設的なコミュニケーションが増え、生産性の高い組織を運用できるようになります。
攻めと守りの絶妙なバランス感覚: リスクを回避しつつも、権限移譲や柔軟な変化を促進し、安心して挑戦できる組織の5つの原則が身につきます。
学術と実務に裏付けられた即実践できる武器: 豊富なチェックシートやフレームワークにより、自社に最適なルールのリメイクを今日から始められます。

「ルール=創造性を引き出す仕組み」に変えたとき、あなたのチームはかつてない自由と大きな成果を手に入れます。
目次プレビュー
  • 表紙
  • はじめに
  • 目次
表紙
はじめに
目次
  • 変わりたいのに、変われない──組織の硬直化の問題
    • ・組織の硬直化はなぜ起こるのか
    • ・人工物の硬直化──蓄積・複雑化していくルール
    • ・標榜された価値観の形骸化──掲げた理念が機能しない
    • ・暗黙の前提の固定化──失われる冒険心とコミュニケーション不全
    • ・なぜ悪循環から抜け出せないのか
    • ・ルールをアップデートできる組織は、環境変化に適応できる
  • ルールを見直す「メタ・ルール」の重要性
    • ・「メタ・ルール」が促す心理的安全性
    • ・完璧なルールは存在しない──
    • ・組織における「公式ルール」と「非公式ルール」
    • ・ルールの階層構造
    • ・公式ルールと非公式ルールは相互に作用する
    • ・ルールデザインは「ルーティン」に作用する
    • ・「統制のルール」と「創造のルール」
    • ・「ルールの形骸化」チェックリスト
  • 「ルールデザイン」の捉え方
  • ルールデザインの基本原則
    • ・原則1 目的志向──ルールを目的達成の手段と捉える
    • ・原則2 シンプルさ──複雑なルールほど遵守率が下がり、副作用が生まれやすい
    • ・原則3 インクルーシブ──ルールの影響を受ける人々をプロセスに巻き込む
    • ・原則4 反復的改善──完璧なルールを一度でつくるのではなく、試行錯誤を前提とする
    • ・原則5 遊び心──実験的な姿勢とユーモアがルールデザインを豊かにする
    • ・基本原則のチェックシート
  • ルールデザインの4ステップ①既存ルールの棚卸し・解釈をする
    • ・既存ルールの棚卸し──ひとまず「疑ってみる」
    • ・モヤモヤ・もったいないの言語化──課題とは呼べない違和感に目を向ける
    • ・ルールを解釈する──ルールを変えずに可能性を拡張する
    • ・ルールハッキングという視点
  • ルールデザインの4ステップ②課題を抽出する
  • ルールデザインの4ステップ③プロトタイプを考える
  • ルールデザインの4ステップ④運用・検証・評価する
  • 「良いルール」とは何か
  • 「ルールペアリング」を意識する
    • ・すべてのルールには、副作用がある
    • ・AでもBでもないCを考える「矛盾」のペアリング
    • ・矛盾したルールをペアリングするには
  • 良いルールデザインのコツと留意点
    • ・裁量の余白をつくる
    • ・意図の共有を徹底する
    • ・相互監視や「〇〇警察」を出現させない
    • ・「成文法」と「不文法」で考える
    • ・「変えない」という判断も選択肢に含める
  • 「賞味期限」を決めて、ルールの新陳代謝を促す
  • 「プレイヤー」から「ルールデザイナー」への転換
  • ルールデザインに終わりはない
  • 現場レベルで直面するルールの諸問題
    • ・問題① ルールよりも「暗黙の前提」のほうが効力が強い
    • ・問題② 現場の実態にそぐわないルールがトップダウンで降ってくる
    • ・問題③ ミドルマネジャーの「無理ゲー」課題
    • ・問題④ 若年層を中心に広がるリスク回避思考
    • ・問題⑤ そもそもルールを変更できる立場にない
  • 個人レベルのルールデザイン(マイルール)
    • ・組織が変わらないのなら、まず自分から変えてみる
    • ・創造性を高める「マイルール」のつくり方
    • ・自分が創造的でいられる状態を知る
    • ・マイルールの具体事例
  • マイルールを機能させる3つのポイント
    • ・①マネジャーのマイルールは、チームのルールに影響しやすい
    • ・②「キャラ設定」して、コミュニケーションコストを下げる
    • ・③あえて「ルールを破る」勇気を持つ
  • チームレベルのルールデザイン(ローカルルール)
    • ・メンバーには「深い自己紹介」を
    • ・「わからないことは素直に質問して良い」ルール
    • ・自由にフィードバックできる
    • ・「私たちらしさ」をつくるルール
    • ・定例会議でルーティンをつくる
    • ・ハイブリッドワークを機能させるルール
    • ・オンライン会議のルール
    • ・情報共有のルール
  • ボトムアップ型のルールデザインにおける4つの段階
    • ・第1段階:変革テーマの提示(経営レイヤー)
    • ・第2段階:違和感の顕在化(現場レイヤー)
    • ・第3段階:小さなアクション(現場レイヤー)
    • ・第4段階:承認と制度化(経営レイヤー)
    • ・スターバックスコーヒージャパン:従業員のメモから「同性パートナー制度」の導入へ
    • ・スープストックトーキョー:御法度の「カレーライス」が事業を立て直す救世主に
    • ・三菱電機 赤穂工場:雑相(ざっそう)の会
    • ・ソニーグループ:Leaders Lab
    • ・チームから組織へ広げるルールデザイン
    • ・「認知的徒弟制」に学ぶルールの〝ホスピタリティ〟
  • 経営がルールを承認する6つの理由
    • ・経営に石を投げるのではなく、共感的に呼応し、翻訳する
  • 組織レベルのルールデザイン
    • ・組織文化という「OS」を変える
    • ・なぜ組織レベルのルールデザインは難しいのか
    • ・ボトムアップだけでも組織文化は変わらない?
    • ・「経営の意志」と「現場の声」を循環させる仕組みが必要
  • フェーズ① 日常のルーティンに「称賛」を埋め込む
    • ・メンバーの行動が、価値観を体現する
    • ・丸井グループ:手挙げの文化
    • ・ヤッホーブルーイング:知的な変わり者
    • ・スープストックトーキョー:社内SNSで取り組みを共有する
    • ・Supercell:失敗やそこからの学びを奨励する
  • フェーズ② 「意思決定の背景」を開示する
    • ・経営の判断基準が、現場の判断基準になる
    • ・サイボウズ:全社員に公開される経営会議
    • ・サイバーエージェント:「あした会議」「ジギョつく」「CA8」
    • ・Google:「20%ルール」とその現在地
    • ・DeNA:形骸化しがちな改善活動を実効性のある職務に
  • フェーズ③ 「公式ルール」で組織文化を表現する
    • ・日常の積み重ねが、ミッションや〝儀礼〟によって意味づけられる
    • ・ソニーグループ:11万人の声を集めたパーパス策定
    • ・富士通:個人の内発的動機に火をつける「パーパス・カービング」
    • ・リクルート:40年を超えて更新し続ける新規事業制度「Ring」
    • ・クラシコム:「わかりやすさ」と「自分たちらしさ」のバランスを保つ
    • ・Netflix:自由があるからこそ責任がある
  • 公式ルールの最上位──定款に企業理念を刻む
  • 「ハレ」の場で組織文化を表現する
    • ・MIMIGURI:全社総会をデザインする
    • ・ヤッホーブルーイング:ファンイベントで組織文化を体現
    • ・安全性と革新性の両立──AI企業に見る組織設計
  • フェーズ④ ストーリーテリング──ナラティブで語り継ぐ
    • ・「物語」を組織の記憶に刻む
    • ・コクヨ:組織を取り巻くさまざまな人から紐解く「生活社史」
    • ・イオン:「伝承文」による基本理念
  • ルールとナラティブの整合性を取る
    • ・公式ルールから「暗黙の前提」に働きかける
    • ・ルールでどこまで言語化するかは組織次第
    • ・「ルールで動く状態」から「ナラティブで動く状態」へ
    • ・ルールのアクセシビリティを担保する(ルールの民主化・透明化)
  • トップが本気でルールデザインに向き合う
    • ・Amazon:ビューロクラシー・メールボックス
    • ・側島製罐:自己申告型報酬制度
    • ・さくら事務所:マインドフルフレックス制度
  • 組織文化とルールの相互関係が創造性を引き出す
    • ・組織文化・ルール整合性チェックリスト
  • 組織から社会へ──ルールデザインの射程を広げる
  • 市場・業界・社会のルールを変え、価値を創造する
  • 市場を創造する、事業戦略としてのルールデザイン
    • ・FinTechと銀行法改正
    • ・コロナ禍を背景に電子署名法の有利な解釈を導き出した電子契約サービス
  • 事業戦略としてのルールデザイン──4つの要諦
    • ・①ルールと実態のギャップにある社会課題に目を向ける
    • ・②多様なステークホルダーとの対話とナラティブの構築
    • ・③「小さく始める」段階的アプローチを採る
    • ・④事業戦略・計画の中に位置づける・組み込み
  • 企業理念を社会に実装する
    • ・〝炎上〟騒ぎを契機に、理念を浸透させたスープストックトーキョー
    • ・ビジネスと社会価値の両立を仕組み化するB Corp認証
    • ・ビジネスと社会運動を融合するパタゴニア
  • 未来世代のためのルールとは──長期主義という視座
おわりに
奥付
安斎勇樹
株式会社MIMIGURI代表取締役Co-CEO
東京大学大学院 情報学環 特任助教

1985年生まれ。東京都出身。東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。研究と実践を架橋させながら、人と組織の創造性を高めるファシリテーションの方法論について研究している。ファシリテーションを総合的に学ぶためのウェブメディア「CULTIBASE」編集長を務める。
主な著書に『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』(共著・学芸出版社)『リサーチ・ドリブン・イノベーション 「問い」を起点にアイデアを探究する』(共著・翔泳社)『ワークショップデザイン論―創ることで学ぶ』(共著・慶応義塾大学出版会)等。
http://yukianzai.com/
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