「インターネットは世論を反映している」という世界観が、いまだに社会にはびこっている。ネットで目立つ言論や、それに対する反応は、氷山の一角として飛び出した存在であり、海面下にはその何万倍もの人々がいる……そんな固定観念は、まったくの誤りなのだ。また、ネットが社会をつなぎ、「新しい価値を創造する」というのも嘘である。
古色蒼然たる「ネット万能論」は害悪でしかない。本書は、「インターネットは無効である」ことを、さまざまな角度から点検していく。ネットユーザーの手前勝手な思い込みには疑問を呈し、ネットの声に必要以上に反応し、ありもしない価値を見出してしまう人々に対しては警鐘を鳴らすものである。
目次プレビュー
- 序章 インターネットという島宇宙
- 第一章 僕たちが見ているものは何なのか
- 第二章 亀の甲羅の中の人
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再生回数で世論は推し量れない
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ネットが革新的だと信じ込んでいいのか?
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もの言わぬ沈黙の民
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島宇宙に存在する見せかけのマジョリティ
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エウロパの氷とその下にあるもの
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古色蒼然たるネット論を捨てよ
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「氷山の一角」理論の嘘
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ほとんどは「読むだけの人」(ROM専)
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日本人に特有の時間の使い方
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次世代の党の誤算
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ネットでは人気野党第1党
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「もの言わぬ人」は沈黙でNOを示す
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「君側の奸」理論は受け入れられたか?
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「ネット保守」の声は国会議員2人分?
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「田代祭」が示す世論との乖離
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「閣下当確キター!」の熱狂と現実
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島宇宙を横断する「マス」の不在
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不毛なニューメディアVSオールドメディア論
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「バルス」を唱える仲間たち
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オールドメディアは駆逐される?
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ネットニュースの出どころは……
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ネット独自のニュースなんてほとんどない
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斜陽産業に頼りきりのニューメディア
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アンチ・大手メディアの矛盾
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オールドメディアへの呪詛
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活字こそが本来のネットの姿だった
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ユーチューバーへの幻滅
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借りものだらけのコンテンツ
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劣化コピーの素人芸
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反射空間にクリエイティビティはない
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Facebookとザッカーバーグ
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電子や光が世界を駆け巡ろうとも……
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冷酷と優しさ
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IT革命があっても人間の処理能力は変わらない
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情報量は増えても、世界は狭くなる
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昔から、現実は困難で複雑で理不尽
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私たちがインターネットをはじめて使いこなす日