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ディスカヴァークラシック文庫シリーズの書籍一覧

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超訳 カーネギー 道は開ける エッセンシャル版
『超訳 カーネギー 道は開ける』が、手にとりやすい文庫エッセンシャル版になって再登場。
あらゆる悩みを克服して、新しい人生を切り開こう!



私は本書を書くために長年の歳月を費やした。
古今東西の偉人たちが悩みについて言っていることを知るために哲学書や思想書、心理学書を片っ端から読んだ。
また、政財界からスポーツ界にいたるまで幅広い分野で活躍している有名人に話を聞き、
夜間の成人教育のクラスでも多くの受講生から話を聞いただけでなく、興味深い手紙をたくさんもらった。
こうした経験の結果、私は世界中の誰よりも多くの人から悩みを克服する方法について学んだと自負している。
だから本書は学術的な本ではなく、きわめて実用的な本である。
フランスの批評家、ヴァレリーは「科学とは、うまくいく方法の集大成だ」と言っている。
とすれば、本書は、悩みをうまく克服するための方法の集大成だ。

ここでお断りしておく。本書には目新しいことが書かれているわけではないが、多くの人があまり実行していないことがたくさん書かれている。
実際、私たちは新しいことを教わる必要はない。素晴らしい人生を送る方法については誰もがすでに知っているからだ。
私たちの課題は、方法を知らないことではなく、その方法を実行していないことである。
本書の目的は、大昔から知られている基本的な真実を整理して具体的に説明し、読者に行動を促すことだ。
では、さっそく始めよう。
(「序文」より一部抜粋)
1,430円(税込)
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老子 あるがままに生きる エッセンシャル版
「東大話法」批判の安冨歩教授が五年をかけて取り組んだ渾身の「老子」新訳が
手に取りやすいエッセンシャル版となって再登場!


斬新な解釈が大反響を呼び、中国語や韓国語にも翻訳された『超訳 論語』。その著者・安冨歩東京大学東洋文化研究所教授が、今度は『老子』に挑んだ。
五年の歳月をかけ、数多く存在するテキストの吟味と綿密な解釈とを経たうえで、可能な限りわかりやすく現代語訳したものが本書『老子の教え あるがままに生きる』だ。

二千数百年前に書かれた『老子』という書物は、具体的な人名や地名がまったく現れない、抽象的な議論に終始した内容であるにもかかわらず、長い年月にわたって東アジアの人々の思考の指針であり続けてきた。それはこの書物の内容の深さと広さとの証明である。また、欧米の知識人の興味を強く惹きつけ、そのキーワードである「道(タオ)」という言葉は広く流通している。世界全体を見渡せば、『老子』は『論語』よりもはるかに広く読まれ、大きな影響を与えているのだ。

『老子』がこれほど広く深い影響を与えた理由は、その抽象論が、単なる思考の遊戯ではなく、生きるための実践的意味を持っているからだ。その言葉を理解するための手掛かりは、本の中にではなく、私たちの生活の中にある。読者が、老子の言葉を手助けとして日々の困難を乗り越え、それらの経験によって言葉の意味を感じ取る、という過程が積み重ねられ、『老子』は二千数百年にわたって読まれてきた。

『老子』の思想の根幹は、その動的な世界観にある。つまり、世界のいかなるものも、動かないものとしてではなく、生まれ、変化し、滅ぶものとして理解する。そしてそれを、固定した動かし得ないものと思い込んでしまうことの危険性を、さまざまな角度から指摘し、粘り強く繰り返し、叱咤激励する。一度言われたらわかるようなことではなく、繰り返しとされなければ、私たちの中に入ってこないからである。そうすることで読む者は、ここに込められた知恵を、生活の中で把握し豊かに生きる道を見出すことができるようになるのである。
1,430円(税込)
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