天保八年、飢饉の村から九歳の少女、駒乃が人買いによって江戸吉原の大遊郭、扇屋へと口入れされる。駒乃は、吉原のしきたりに抗いながらも、手練手管を駆使する人気花魁、艶粧へと成長する。忘れられぬ客との出会い、突如訪れる悲劇。苦界、吉原を生き抜いた彼女が最後に下す決断とは…。―全国の書店員が選んだ「世に出したい」新作!第1回本のサナギ賞優秀賞受賞作。
※本書は2015年に小社より刊行された著作を改稿し、文庫化した内容となっています。
目次プレビュー
- 第一章 飢餓の村から
- 第二章 駒乃、苦界へ
- 第三章 しのほ十二
志坂圭
大学卒業後、ソフトウエア開発企業に就職。その後、自動車部品製造企業に転職。退職後、自営業の傍ら執筆を始める。2014年『滔々と紅』で第1回本のサナギ賞大賞を受賞。
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