死ぬまで若々しく健康に生きる 老けない食事
最新の研究、臨床データに基づいた、定説を覆す食と健康の真実
・地中海料理は長寿につながらない!?
・代謝を高めるのは長生きに逆効果!?
・適度な断食で寿命が延びる!?
・鉄分を摂りすぎると老化が早まる!?
死ぬまで健康で若々しくいるための秘訣はただひとつ。
腸がよろこぶ食事をとること。
これだけ守れば、がん、心臓病、アルツハイマー病、肥満……
あらゆる病気を防いで、いつまでも老けない体を保つことができる。
最新研究と臨床データから導き出した、今日からできる若返りの食事術を大公開!
砂糖やプロテインは NG 、
一方キノコ類やオリーブオイル、アボカド、ヨーグルトなどが好ましいなど、
具体的なアドバイスのほか、おすすめのライフスタイルやレシピも掲載。
【「はじめに」より抜粋】
今日の私たちは、健康寿命(人が完全な機 を維持できる期間)の大幅な減少を目の当たりにしている。
現在では、ほとんどの人が50歳を境に健康状態が悪くなっている。
(中略)
私は心臓外科医として、何万人もの人々の命を延ばす手助けをしてきた。
それほど多くの人々が長生きできるよう協力できたことを誇りに思う。
だが、健康と長寿について教わったこと、それも多くの一流の医師が今でも真実だと信じている情報の大半が間違っていたと気づき、
ロマリンダ大学医学部の教授と心臓胸部外科の部長という職を辞した。
この19年 、栄養療法と従来の医学を組み合わせて患者の治療に当たり、
驚異的な結果を何度も目の当たりにしてきた。私の患者は、腸内細菌を正しく扱うことで、劇的に寿命を延ばしてきたのである。
多くの医師なら手の施しようがないと諦める病気の劇的な回復さえも私は見てきた。
(中略)
あなたが何歳か、何歳だと感じているか、今まさに病気か健康かは関係がない。
私のプランに従えば、わずか数週間のうちに腸内の良き仲間たちが増え、不法占拠者が減る。
そして活力がみなぎったり、加齢性の一般的な疾患の症状が出なくなったり、肌がきれいになったり、
体重が減ったりするなどの体の変化を目の当たりにし、実感するだろう。スティーブン・R・ガンドリー Steven R. Gundry
M.D.医学博士。ヒト微生物叢と腸との関わりの世界的権威。2000年、手術不能な冠動脈疾患患者が食事法の変更とニュートリシューティカル(アミノ酸)サプリメントの組み合わせによって劇的に回復したことに感銘を受け、それまでのトップ心臓外科医としてのキャリアの方向性を大きく変えて、カリフォルニア州パームスプリングスとサンタバーバラに国際心肺研究所と、その下部機関として回復医療センターを設立し、研究と臨床を行なっている。この研究所では心臓病、糖尿病、自己免疫疾患、がん、関節炎、腎不全、認知症やアルツハイマー病などの神経疾患など、多くの病気を食事や栄養学によって改善するための研究と臨床により、患者の健康寿命を最大限に延ばすための高度な血液検査や血流測定などを行っている。独立医師格付け機関キャッスル・コノリーによる米国のトップドクターに21年連続で選出。イェール大学、ジョージア医科大学卒業。著者に『食のパラドックス』(翔泳社)がある。
川岸 史(かわぎし ふみ)
翻訳家。立教大学ドイツ文学科卒。
『世界で一番美しい馬の図鑑』(エクスナレッジ)で2017年度JRA賞馬事文化賞受賞。
主な訳書に『イマジン ジョン&ヨーコ』(ヤマハミュージックメディア)『アント・ワールド アリの世界』(ニュートンプレス)『建築する動物』『夜行性動物写真集』(ともにスペースシャワーネットワーク)『人生最後の食事』(シンコーミュージック・エンタテイメント)などがある。映像翻訳、コラム執筆も行う。