10万人以上を指導した中学受験塾 SAPIXだから知っている算数のできる子が家でやっていること
首都圏難関中学合格者数No.1進学塾のSAPIXが教える
「算数力が勝手に伸びる」メソッドとは……?
「数的センス」「図形センス」は経験で育まれる!
中学受験塾SAPIXが教える「算数」を得意にさせる接し方
「うちの子、とくに算数が苦手でどうしたらいいの……」
「私自身、算数が苦手だから、子どもも嫌いになってしまいそう。今からできることはないかな……」
「パズルやブロック遊びをしない子は、算数が苦手になってしまうの?」
これまで、そんな不安を何度となく耳にしてきました。
私は教育ライターとして、たくさんのお父さんやお母さんのお話を聞いています。
その中で、気づいたのが算数へのお悩みがじつに多いこと!
本書はそんなお悩みの声から生まれました。
・「算数」にひらめきは必要?
・ブロックや折り紙で遊べば、立体図形の感覚がつかめる?
・「間違い探し」や「ナンバープレイス」で遊んだほうがいい?
・暗算はできたほうがいい?
このような素朴な疑問や算数を嫌いにさせないために親ができることについて、SAPIXで算数を担当されている先生にお聞きしました。
SAPIXの先生と話をする中で、「算数を嫌いにさせない」ためには、子どもが算数と最初に出会うタイミングでのアプローチが欠かせないという結論に達しました。
そこで、算数と初めて接する「未就学児」「低学年」をキーワードにひも解いていきます。
本書は、算数の問題をバリバリ解いていくわけではありません。また、中学受験を突破できる必勝法が書かれているわけでもないのです。
「こうすれば楽しく算数を学べるかも」「あれ? 算数って意外とおもしろい」と見る目が変わる一冊になっています。
長い目で見て、算数(中学校からは数学)と付き合っていくために。
算数との出会いの第一歩を心地よく踏み出す子どもたちが増えるようにと願って書きました。
(「はじめに」より一部抜粋)
【目次】
はじめに
算数が得意な子の6つの特徴①観察力が鋭い
②頭の中で処理できることが多い
③人の話をきちんと聞く
④問題意識を持つ
⑤コツコツ努力できる
⑥自分なりの考え方を大事にする
第1章 算数を「苦手」にさせない算数が苦手になるのは、いつから?
算数の力を伸ばすのに 「数的センス」は必要?
算数は「思考」と「習得」の両方大事
算数で必要な「思考力」とは?
こつこつ型、ひらめき型2つの学習タイプ
積み上げ教科だから、つまずき部分がわかる
算数と受験算数は違う
算数はメンタルが大事な教科
第2章 算数の「思考力」を育む接し方接し方のコツ① 教えすぎない
接し方のコツ② 子どもの興味関心を大事にする
接し方のコツ③ 学ぶ楽しさを伝える
接し方のコツ④ 競争心をくすぐる
接し方のコツ⑤ 適切に子どもを困らせる
接し方のコツ⑥ 十分なコミュニケーションをとる
第3章 算数の「習得」をサポートする方法「楽しいことが勉強になる」仕組みづくり
「習得」にも「思考」が必要
低学年から訓練型学習をするメリット・デメリット
「数」の学びは、子どもの大好きなお菓子から
計算問題は朝の10分間で行うのがベスト!
少しずつ暗算の練習をする
「間違い探し」は、算数の学びにつながる
ゲーム感覚で柔軟な計算力をつける
アナログ時計を置こう!
図形問題を解くのに、センスは必要?
図形問題も体験から得た知識が必要
遊び感覚で図形に親しむには
第4章 低学年の「ここ」が高学年で役立つ低学年は、ゆっくり「思考力」を育むことが大切
一番の命題は「嫌いにさせない」
算数は単元によって学び方が変わる
わかるところを書きだして情報処理の力をつける
抽象化する思考を学ぶ
低学年のうちに知っておきたい学校選び
おわりに