商売十訓―21世紀を目ざす「商人の心」
時代とともに日本の商業構造と生活意識がめまぐるしく変化する一方で、古い体質を変えようとせず、破滅に向かう商人たちがいる。
競争の激しい時代で生き残るカギは、まず「商人としての心構え」を見直すこと。
「損得より先に善悪を考えよ」
「お客に有利な商売を続けよ」
「店の発展は社会の幸福」
『商業界』創業者、倉本長治が唱えた「商業界ゼミナール誓詞」から抽出した珠玉の教えを紐解く。
(※本書は1997/1/1に発売し、2021/1/1に電子化をいたしました)
倉本 初夫(くらもと・はつお)(1923年5月29日-2013年12月15日)
(株)商業界二代目主幹。1944年東京大学文学部卒業。一貫して真商人道の普及と商業の社会的地位の向上を提唱。商業界および商業界ゼミナールの創始者・倉本長治の後を継いで、商業界ゼミナールをはじめ各種の講演と執筆に従事。二世経営者の育成グループであるスパークル主催。主な著書に『倉本長治 昭和の石田梅岩と言われた男』『商人という生き方 愛のある商いと明日への精神』『日々のことば 決断のためのヒント』『商売十訓 21世紀を目ざす「商人の心」』。